ライダーインタビュー 第3回 ア・セリーノ編

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 不定期でお送りする3回目のライダーズインタビュー。

 

今回のゲストは・・・。

 

やる気・元気・ヤダ電機がキャッチコピー!

そしてminimotoGP 1番の不気味な色彩感覚を持つ!

 

bord.JPGア・セリーノ選手が登場!

 

我々 取材陣は、とある住宅街でア・セリーノ選手を待った。

何故、住宅街を指定されたのか不思議に思っていると・・・

 

屋根の上から「お~い!」との声が!

見ると作業着に身を包んだア・セリーノ選手が。

猛暑の中 「上がってきて!」と迷惑な提案。

我々は、「オマエが降りて来い!」と思いながらも屋根へと

上がっていった。

屋根の方が涼しいから呼んでくれたのかと多少期待したのだが・・・。

屋根上は更に暑かった。気の利かない男である。

 

気を取り直し、インタビューを開始した。

 

記者: (以下 記と表記)今日は、お仕事中の所 有難う御座います。

ア・セリーノ: (以下 アと表記) ええよ!

 

記: GPライダーなのに他の お仕事もされてるんですね?

 

: そうなんだ、僕は他のGPライダーと違って チームも小規模だからね

   資金は自分で稼ぐしかないんだ。

 

記: 大変なんですね。

 

: 大変なんかじゃないよ!好きな事をしてるんだ、苦労とか

   大変だと思った事は一度もないんだ。大抵のライダーは

   他の仕事を持ってるもんだよ。

   好きな事をするんだ、いい事ばかりじゃないYO

      ちびっ子だって 夏休みの宿題をしなきゃダメだろ?

   やりたい事があれば、まずは周りを納得させる事をしなきゃね。

 

記: 今、凄くいい事を言いましたね!暑さでイカレましたか?

 

: 少しフラフラするYO!

 

記: しかし、この猛暑の中での作業はキツくないですか?

 

: 夏は暑いし、冬は寒い、当たり前の事だよ。

   それにレースは、もっと熱いし、もっと寒くなるだろ?

   いいトレーニングになってるよ。

 

記: サーキットで お会いする印象とは かなり違う感じがしますね。

 

: 当たり前じゃないか、現場で焦っていたら仕事にならないだろ?

   現場ではナイス・貝・アサリYO!

 

記: そうですね、何故か たくましく見えます!これも暑さによる

   幻覚ですかね?

 

: かもしれないYO(笑)

 

記: 何気に言葉尻の 「YO」がイラっとくるのですが。

 

: コレが僕だから仕方ないYO!

 

記: さて、今までのライダーにも お伺いしてきたのですが

   これからのレースシーンについて お願いします。

 

OZ5J1015.jpg 

: そうだね、僕のレースキャリアは、まだ短いんだけど

   5年前かなぁ?

   レースを始めた時に感じた事があるんだ

   サーキットに着いた時に人が少なかったんだ

   凄く寂しい感じがしたね。

   あぁぁレースってこんなものなのかって。

   最近は少し賑やかになってきた感はあるけど

   まだまだだよね。

   第1回のニシム・ラッケンジ、第2回のタケ・ウッチーニ

   この2人のライダーが言ってる事は共通してると思ったね。

   2人共 角度を変えながら盛り上げようとしているよね

   ニシム・ラッケンジは西村塾を開設して人的な角度から

   タケ・ウッチーニは自慢のIT力を活用してソフト面から

   だから僕も、2人のライダーと違う角度で盛り上げて行きたい。

   それには、オチャラけたりする事も必要なのかもね。

   次の世代を作って行くのはニシム・ラッケンジ

   タケ・ウッチーニデブデブ・ストーナーだと思う

   僕達の世代は、それを継続、浸透させて行く事だって考えてるよ。

 

記: 私達はア・セリーノ選手を勘違いしてました。

   それほど真剣に考えてられるとは・・・。

 

: これが僕の本来の姿だYO

 

記: そうですね!今日は、お話できて良かったです。

    忙しい中 ありがとうございました。

 

: こちらこそ!またサーキットで逢おうYO

 

最後までイラっとさせる口調ではあったが

いつも楽観的なア・セリーノ選手とは違い、たくましいア・セリーノ選手

我々は目の当たりした。

 

確かにセンスは悪いかもしれない・・・

色彩感覚もズレているかもしれない・・・

気も利かないかもしれない・・・

ブログも訳が分からないかもしれない・・・

 

しかし、今のレースシーンを真剣に考える姿勢は、

心強い同士と言えるだろう。

これからも 焦りながら頑張って欲しい。

 

250.jpg

 

時の人!このフレーズは健在だ。

 

じゃんけ~ん ぽん!

 

 

 

next ライダー・・・誰がいいですか?

 

                        文/ デブデブ・ストーナー


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