ナチュラGP 第2戦 決勝ヒート

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午後1時 74Daijiroの各ライダーがグリッドに着き緊張感の中スタートを待った。

マーシャルのフラッグが振り下ろされ各車一斉にスタート!

 

ホールショットを決めたのは!谷本ブラザーズ兄 音虹郎選手!2番手に紅一点 
千彩都選手!3番手にホッシ選手、谷本ブラザーズ慶虹郎と続いた。

予選ヒートを再現する様な展開で少しずつ差を広げて行く音虹郎選手だが 負けじと
千彩都選手がハードプッシュ それに合わせるかの様に3番手4番手もペースアップ!しかし車列は 次第にバラけていき音虹郎選手が独走態勢を築いていくのだが・・・

4ラップ突入直後 音虹郎選手のマシンがストップ!!!

何が起こったのかを悟った様にマシンをコースサイドへ寄せ そのままリタイヤとなった。

音虹郎選手のリタイヤにより楽な展開になった千彩都選手が後方を気にしつつも安定した走りでトップチェッカーを受けた。

慶虹郎選手とホッシ選手のバトルは、慶虹郎選手の激しいチャージを振り切りホッシ選手に軍配が上がった。

いつも激しい戦いが繰り広げられる74Daijiroクラス ここからステップアップしてくるライダーに目が離せないのは確かだ。
今回 涙を流したライダー達!その悔しさをバネに更に飛躍して欲しいとminimotoGP編集部は願わずにはいられない!
「花の微笑み 根の祈り」 by編集長


 
続いて 大人、子供が入り混じっての激しい戦いが展開されるE15,16クラス!

征するのはは誰だ!!

日章旗が振り下ろされ各車一斉にスタート!

スタートを決めたのはヒ・グレシオ!そのまま1コーナーに進入と思われたが
インから そうはさせまいとタクーミが差し込みトップを死守、その混戦に便乗して
ヤ・スーシも3コーナー入り口でホッシをパス。

ハ・ルートは行き場を失い最下位へと沈んでしまうのだが2コーナー入り口で
ヒ・モッこりをパス そのまま上位を目指し力強くラップを重ねる。

一方 トップを取ったタ・クーミは開幕2連勝を狙うべく39秒台を連発、後続を一気に引き離していく、

運良く2番手に上がったヤ・スーシはスイッチが入ったのか欲が出たのかペースアップ!無謀にもタ・クーミを追う意外な展開となり しかも
ヒ・グレシオまでも引き離しに掛かっていった これには観客 家族もビックリ!

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何よりminimotoGP編集部がビックリしたのである。

タ・クーミは完全にレースを支配しヤ・スーシとのギャップも20秒にまで広がっていた
 ここでヤ・スーシも年齢には勝てず「クラス1位だからいいか」の大人の決断。

それを見透かしたかの様にヒ・グレシオがペースアップ!ヤ・スーシの背後にグングンと迫っていった、それに気付いたヤ・スーシはペースアップ・・と行きたい
所だが 何せバテバテ・・老体に鞭打つも時すでにヤ・スーシ・・・遅し。
(編集部談 このフレーズ好きなんです。)

ヒ・グレシオの猛プッシュに防戦一方、何度もチャージを掛けるヒ・グレシオに
ヤ・スーシはポジションを受け渡すのかと思われたが・・ココは経験の差

 軍配はヤ・スーシに上がった。

2人の差は0.2秒 一時は5秒近くあった差を ここまで持ってきたのはヒ・グレシオの諦めない姿勢だろう。

ハ・ルートは懸命に走るも父親を超えられず、今回も悔しい結果となった。

涙を我慢した その悔しさを忘れずに これからも頑張って欲しい。

このクラスを征したのは、後続に22秒の差を広げ 他を寄せ付けない圧巻の走りで タ・クーミが2連勝を飾った!西村塾まずは、1勝!

 

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いよいよクライマックス!

豪華ライダーの競演!R16クラス 決勝!

スタンドには、昼休みに子供達に無理やり手渡したデブデブ・ストーナーの うちわがヒラヒラと舞い 子供達は、強制的にデブデブ・ストーナーの応援を する事になった。
 
豪華ライダーが緊張の中グリッドに着き・・・
午後3時 R16 スタート!

またまた 飛び出したのはデブデブ・ストーナー!2番手3番手は、ニシム・ラッケンジ、タケ・ウッチーニの激しく争い その間に無謀にも割って入ったのが
 何とア・セリーノ!

予想外の侵入者に左はニシム・ラッケンジから右はタケ・ウッチーニからガンガンと蹴りを入れられア・セリーノの意思とは反し右へ左へと蛇行を
繰り返す ステップから足は外れ転倒か?と思われたが何とか立て直しアップアップの状態で1コーナーを5番手でクリア

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抜群のスタートは無駄となった。

2番手争をしている間にデブデブ・ストーナーはアドバンテージを広げて行く 予選ヒートとは少し違う展開になりつつあった。

 

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オープニングラップは・・・デブデブ・ストーナー、次いでタケ・ウッチーニ、ニシム・ラッケンジ、そして4stを操るヤット・ルケー、ア・セリーノと こちらも意外な顔触れとなった。

セカンド争いではニシム・ラッケンジ、バースディウィンを狙うタケ・ウッチーニが激しいバトルを展開するも2ラップ目1コーナー進入でニシム・ラッケンジがインを差し2番手を奪取、逃げるデブデブ・ストーナーにターゲットを移す。

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懸命に逃げるデブデブ・ストーナーだが4ラップ目にニシム・ラッケンジが この日ベストタイムとなる39秒07をマークし一気に差を詰め最終コーナーでデブデブ・ストーナーのインへマシンを入れ込みトップを奪取!

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ここで崩れていくのが いつものデブデブ・ストーナーだが 今日の彼は違った。

無理やり持たされた子供達の うちわ が追い風となり3番手のタケ・ウッチーニを寄せ付けずニシム・ラッケンジをピッタリマーク、ここから何年振りかに見られる
デブデブ・ストーナーの力強い走りを我々は目撃する事になる。
 
そして このレポートに登場する必須条件、皆さんはご存知だろうか?

このレポートに登場するにはデブデブ・ストーナーの前を走る事が条件となっているのである。

となると ココからはニシム・ラッケンジとデブデブ・ストーナーしか登場しないのか?となるのだが、ソコは優しい編集部 今回は特別にデブデブ・ストーナーより

後ろを走る小物共の小競り合いもレポートしたいと思う。なぜ それが可能なのか・・・

それは結末を見て確認してみよう・・・波乱が起こるのか?

 
話は レースに戻り4番手争いはヤット・ルケーとア・セリーノのサイドbyサイドの激しいバトルが展開されていたが 均衡が崩れたのは5ラップ目 パッシングポイントの
1コーナーでア・セリーノがついにヤット・ルケーの前に出たのだ、この展開も 
スゴーーーーーーーーーーーーく久しぶりである、前回のKKWの勢いが健在なのか?

パスされたヤット・ルケーも そのまま引きさ下がらず この2人のライダーのバトルは まだまだ終わりそうもない感じである。

一方その後ろではウーズーとシオ・2:50が激しいバトルが繰り広げられ こちらも
目が離せない展開となっていた。
補足だが ここまでフランシスコ・ザビエルの転倒は確認されていない。

その頃 ニシム・ラッケンジ、デブデブ・ストーナー、タケ・ウッチーニの3台は4番手
以下を大きく引き離しトップグループを形成し勝利の行くへはこの3台に絞られたのだが・・・

6ラップ目の3コーナー立ち上がりで

何と真新しいツナギのタケ・ウッチーニが転倒!

前回の足を上げての立ちション転倒では無く、誕生日だけに景気良く前転しながらの楽しそうな転倒!

これで楽な展開になったデブデブ・ストーナーはニシム・ラッケンジだけに集中して
ラップを重ねて行くのだが底力の違いか僅かながら差は開き続け 気が付けば
ニシム・ラッケンジとのビハインドは3秒にもなっていた。

本来のデブデブ・ストーナーなら ここでラップダウンしていくのだが・・・今日の
デブデブ・ストーナーは本当に違った、うちわ の威力は彼にとって何よりの力に
なるのだろう、ラップにバラつきがあるものの39秒中盤で走行 しかしア・セリーノ
では無いのだがデブデブ・ストーナーは焦り・・・7コーナー立ち上がり!
テールを激しく流し!!!!ハイサイド!と誰もが思った その時 
何とリカバリーし立ち上がっていったのだ!

これには編集部も驚き 18000人の観客からも悲鳴から「オーッ!」と反応が
変わっていったのである。ユーキグッズ恐るべし・・・。

先頭にばかり目を奪われがちだが3番手争いのア・セリーノとヤット・ルケー、
ウーズーとシオ・2:50のバトルは見応え十分であり ア・セリーノのアップアップは
ラップを重ねる度に激しくなり前方を追うより背後のヤット・ルケーの排気音が気になって仕方が無かったのである、

ウーズーとシオ・2:50のバトルは5ラップまで続いたがついにシオ・2:50がウーズーをパスし5位に浮上 更に上を目指す。

激しい転倒を喫したタケ・ウッチーニもコース復帰し諦めない姿勢が子供達の良いお手本となっていた。

その後レースは膠着状態が続き このままチェッカーだろうと誰もが思った その時、
ドラマは起こった!ラスト2ラップ。

何と!何と!ニシム・ラッケンジ 5コーナーでまさかのコースアウト!

転倒は回避したもののデブデブ・ストーナーとのアドバンテージは一気に無くなりコースインしたニシム・ラッケンジの背後にピタリと着いたのだ!

このドラマで会場のボルテージは一気に上がり!

ラスト2周のショータイムが始まった!

 このチャンス、諦めずに走り続けたデブデブ・ストーナーへ神様がくれた最後のチャンスなのか?生かしきれるのかデブデブ・ストーナー!

ナチュラサーキットでの初優勝に向け最後の力を振り絞る!

この光景を見た子供達は、無理やり渡された うちわ にも係わらず思わず応援してしまっていたのだ!
デブデブ・ストーナー激しくチャージするもポジションを奪えず・・・

ついにファイナルラップ!

1コーナーへ向け両者激しいブレーキング競争・・・

デブデブ・ストーナーはリヤタイヤを激しく浮かせてのハードブレーキ!

脂肪もハードに揺れ動く!!!

ニシム・ラッケンジもフルボトムのハードブレーキング!

 ポジションは????

経験値の差か?揺れる脂肪の差か?

ニシム・ラッケンジがポジションを死守!

そのままのポジションで2、3コーナーをクリヤ

チェッカーの待つ7コーナーを立ち上がり ニシム・ラッケンジ

貫禄の開幕2連勝! 西村塾 本日2勝目!

熱い戦いは幕を下ろした・・・。

ニシム・ラッケンジ、デブデブ・ストーナーの差・・・0・6秒
果てしなく長い0・6秒となった。

各ライダーもチェッカーを受け。

ニシム・ラッケンジのウイニングラン。

ここで 誰も頼んでないのにデブデブ・ストーナー スタンド前で
煙も何も出てこないMAXターンを疲労・・・いや披露。

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やれやれである・・・。

最終結果は以下の通り。
 

P1 ニシム・ラッケンジ

P2 デブデブ・ストーナー

P3 ア・セリーノ

P4 ヤット・ルケー

P5 シオ・2:50

P6 ウーズー

P7 フランシスコ・ザビエル(本日 初の無転倒レース敢行!)

P8 シロ・マンシェル

P9 ワキバ・オー

P10 フク・ナンチェ

P11 タケ・ウッチーニ

となった。
久々にデブデブ・ストーナーが頑張りレースは大いに盛り上がったナチュラGP
しかし その盛り上がりは、ニシム・ラッケンジが作り出した物だという事を
彼は気付く事が出来るだろうか?


「知らぬが仏」と言う言葉がある様にデブデブ・ストーナーには暫く余韻に浸って
もらうとしよう。
 
※ 今回、ある程度の順位までレポートが可能になったのは、デブデブ・ユーミーの撮影によるものであるが、全てのポジション、見所を撮影するのは不可能である為、
出演出来なかったライダー達には申し訳ないのだが・・・。

これを試練と捕らえ更なる飛躍をお願いしたい。

確実なのはデブデブ・ストーナーの前でチェッカーを受ける事である・・・。


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