A-ONE GP 決勝ヒート

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予選ヒートで転倒したコイデ・アンジェリス

メディカルチェックを受けた結果

転倒した際にグローブが破れ小指の損傷が激しい為
決勝への出走は無理との判断。
コイデ・アンジェリス無念のリタイヤ?
マシン修復を懸命に行うスタッフも
ココでSTOPとなった。
 
※ 天才メカニックY氏
「正直ホっとしているよ ライダーの怪我はどうでもいいが
マシンの損傷が大きいから来週のレースまでに
どうにか間に合わせないとね。決勝はデブデブ・ストーナーの
サポートに専念するよ!」
 
ライダーよりもマシンが大切なチームの財政状況が伺える。
チームにも見放されたコイデ・アンジェリスはというと・・・
「痛いぃ!」と言いながらも怪我の具合をアチラコチラにと
見せて回る姿があった・・・
誰かに構って欲しいのだろうが誰も相手にしない。
本当に不憫である。
 
決勝グリッドに並んだR16クラスのライダー達
デブデブ・ストーナーは、一つの賭けに出ていた。
決勝前に
「このままではダメだ、失う物は何も無い思い切ってセットアップを変更しよう」
とチームスタッフへ提案。
無謀にもフロント周りの大幅な変更を施した!
凶と出るのか吉と出るのか?
神のみぞ知る。
おっ!
なんかカッコいい雰囲気になってきたぞ!
 
その横でコイデ・アンジェリスはビールを飲みながら
見守った・・・
出来る事なら帰って欲しいと思うスタッフ一同。
 
話はレースに戻り
レッドランプが点灯
会場は静寂に包まれる・・・
馬鹿笑いするコイデ・アンジェリス・・・
K・Yとは彼の為にある言葉だろう。
 
ブラックアウト!
 
抜群のスタートを決めた我らがデブデブ・ストーナー!
ポジションを1つ上げた!
アナウンスからも
「鬼門とされるスタートを決めたデブデブ・ストーナー!」と実況アナウンス。
1コーナーへと流れ込む集団!
我らがデブデブ・ストーナーも激しく上位陣へチャージを掛ける!
前を行くマシンは2台!
3コーナー出口!ラインをクロスさせ2位のマシンのインへ入る!
すると!
2位を走る中学生ライダーReitokuが痛恨のスリップダウン!
避けるデブデブ・ストーナーだが・・・
そのまま中学生ライダーへ突進&激突!
デブデブ・ストーナーも転倒してしまう!
ここで終わりか?
いや!
今日のデブデブ・ストーナーは違った!
頑張れ東北!と応援する自分が負けてはいけない!との思いから
すぐさまマシンを起こし再スタート!
 
超重量級のデブデブ・ストーナーアタックを受けたReitokuも立ち上がり
再スタート!
表彰台を懸けた重量級のオッサンと若者の戦いが始まった。
逃げるデブデブ・ストーナーだが
先ほどの転倒でブレーキレバーが曲がり指が届かない・・・
それでも出来る限りのプッシュを続ける
Reitokuもハードプッシュ!
ペースの上がらないデブデブ・ストーナーとのギャップを
毎ラップ詰めてくる!
観客は熱いバトルに釘付けである!IMG_0867.JPG
ある男を除いては・・・
その男 コイデ・アンジェリス。。。
「血が止まらない!ジンジンするぅ!」と言いながらも
ビールを飲む この男。
ジンジンしない訳がない。
 
デブデブ・ストーナーがストレートに戻る度に
「コケろぉ!」と罵声を浴びせるこの男
本当に心の腐った男である・・・。
さてレースの方は、
ジリジリと差を詰めたReitoku がついにデブデブ・ストーナーを捕らえた!
危うし!デブ!
踏ん張れ!中年の星!
図太い4Stの排気音がデブデブ・ストーナーにプレッシャーを掛ける
※デブデブ・ストーナー談
「プレッシャーで喉がカラカラだったんだ。若者のパワーは凄いね」
Hobyyサーキットで売り出し中のReitoku
中途半端なデブに負けるはずが無い!
何度と無くチャージを掛けるReitoku
防ぐ重量級のデブ!
パッシングポイントを因縁の3コーナーに決めたReitoku
轢かれた事を根に持っているのか?
しかし!
ナニを思ったのかReitoku
巨漢のデブデブ・ストーナーのインへワザワザ マシンを入れ込んだ!
と同時にデブデブ・ストーナーのリア タイヤへHit!
ビクともしない重量級デブデブ・ストーナー!
流石デブである・・・。
バランスを崩したReitokuは再び3コーナーで転倒を喫したのだ。
図太い排気音が消えた事によりプレッシャーから開放された
デブデブ・ストーナー!
2位のマシンとの差はあるものの諦めずにプッシュする!
差が若干は詰まるものの追いつくまでには至らず
開幕戦を3位でフィニッシュ。
 
レース後、デブデブ・ストーナーReitokuの元へ
大人気ない発言をするのか?
するとReitokuもデブデブ・ストーナーの元へ。
デブデブ・ストーナーとしてはReitokuの体に当たっただけに
心配をしていた様だった。
デブデブ・ストーナーが「大丈夫だった?」
と声を掛けると。
Reitokuは・・・
「こちらこそ すみませんでした。」と爽やかに謝罪する。
何とも清清しい中学生であろう!
モータースポーツでは当然ながら速さが求められる
しかし、この素直さ謙虚さを持ち合わせる事が
本当のライダーなのであろう。
あの男にも見習って欲しいものだ。
あまりの清清しさにデブデブ・ストーナーは少し照れてしまったのだが
それを見ていたRyousukeファミリーがチャチャを入れた
Ryousukeパパ
「もっと好き勝手に言っていいんだぞ!」
と素直なReitokuに言ったのだ。。。
デブデブ・ストーナーは思った
「ひ・・・ヒドイ。」
しかしReitokuは爽やかな笑顔で再び「本当に すみませんでした。」
と言ってくれたのだ。
デブデブ・ストーナーは思った。
「本当に いい子だ」
そして次回はガチンコで走りたいなと・・・。
清清しい気分になったデブデブ・ストーナーに
追い討ちを掛けた男が居た。
オッパッピーなヨシオである・・・
「ダメですよぉ!中学生を轢き殺したら!」
 
あぁぁぁぁ
心が痛む一言・・・。
「ごめんねReitokuくん」
デブデブ・ストーナーは空を見上げて呟いた。
 
その横でコイデ・アンジェリスは呟いた
「ビール呑まなきゃ良かった」と・・・
 
レポートはエンディングへ
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