午後1時、気温もライダーの熱もグングン上がり各クラスの決勝ヒートがスタートとなった。
4番手グリッドからの大田泰選手に期待がかかる中、スタートを決めた大田泰選手はオープニングラップを3番手で通過、そのまま逃げるかに思われたが...
次第に後方集団に飲み込まれ後退、それでも老体にムチを打つも時すでにヤ・スーシいや遅し...結局5位でチェッカーとなり家族にはガッカリの結果となった。
先程の予選Hで自己ベストを出し、勢いに乗る巧実選手、決勝で更なるタイムアップ、ポジションアップとなるか!
小さな背中に周囲の期待を一心に背負いスタート!
クラッチリリースをミスしてしまい出遅れてしまった巧実選手...心が折れたかに思われたが、そこは先生譲り、持ち前のガッツで虎視眈々とポジションアップを狙うも経験不足は否めなかった...随所に好バトルが展開されたが勝機が見いだせず、こちらも5位でチェッカーとなり巧実選手の瞳には一筋の涙が光った。
会場のボルテージも上がり いよいよ三井選手登場のオープンクラス決勝。
しかしグリッドに三井選手の姿はなかった...タイヤ、体力温存しR16に掛ける三井選手は、ポイントリーダーでありながらも、このクラスをキャンセル、ファンはガッカリしながらもクライマックスのR16を待ちわびた...
午後3時、ついにR16クラスの豪華ライダーがグリッドに着いた。
その時、選手紹介で異変が起こった...ケーシー・ユーキ・ストーナーが突然のネーム変更、なんと...デブデブ・ストーナーへと変更されたのであった...
スタンドからは落胆の声や笑い声が響き和やかな雰囲気になりながらも17000?人の観客からは各ライダーへ声援が送られ緊張感は高まっていった。
その大歓声の中...
ブラックアウト!
綺麗なスタートを切ったのは4STマスター タ・カジョー!
ホールショットを決めレースを引っ張る格好となった、スタートを失敗しデブデブ・ストーナーはフロントを浮かせながらも何とかリカバリー4位をキープ3位には西村選手、2台のチャイニーズエリアライダーが追撃態勢に入った、後方では河口選手が猛チャージ3周目には三井選手の背後へとジリジリと詰め寄って行った。
一方 先頭集団ではヨシオ・コジマがタ・カジョーをあっさりとパス 西村選手とデブデブ・ストーナーはタ・カジョーのブロックに阻まれセカンドグループを抜け出せずにいた、膠着状態が続く中5ラップ目 ついに西村選手がタ・カジョーをパスしヨシオ・コジマへとターゲットを移していった、その頃、後方ではデブデブ・ストーナーが河口選手の激しいチャージを受けながらもポジションをキープ...
しかしながらラスト4周、2コーナー入り口で河口選手が鮮やかにインを差し4位へポジションアップ、
これが最後のバトルとなるのかと思われたが先頭ではヨシオ・コジマと西村選手がバトルを展開、
結局ハードプッシュする西村選手の猛追を振り切りヨシオ・コジマがトップチェッカー受け
ザビエルと浅里選手」のバトルはザビエルに軍配が上がり激戦のR16は幕を下ろした。
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