HSR九州からの嬉しい一報により
ナチュラGP参戦ライダー達のテンションも上がる!
PM 1:00スタート予定されてたナチュラGP決勝ヒートだが
遠くに見える黒い雲の出現により 前倒しでスタートする事となった。
AM 11:40 ダミーグリッドへ74Daijiro エキスパートライダーが登場
ガチンコバトル必死の このクラス
連勝記録にSTOPを掛けたいユメカ・スカーレットは
目を閉じ集中力を高める
フォーメーションラップを終え グリッドに着いたエキスパートライダー
一際激しく2Stサウンドが木霊する・・・
兄の活躍でモチベーションを上げたハヤ・ブー
スタートを決め一気に逃げるか?
ユメカ・スカーレットがそれを阻止するか?
はたまた上り調子のタイガーか?
今回は、フラッグスタートではなくシグナルスタート
レッドランプが点灯し・・・
ブラックアウト!
最高のスタートを切ったのはタイガー!
ロケットが飛び出すかの様な最高のスタート!
前を行くライバルを一気に抜き去りマシンをインへ入れ込む!
ラインを取られたハヤ・ブーはアウトへ!
しかし!
アウトからはユメカ・スカーレットが!
三台が横並びで1コーナーへ向かう
ホールショットは!?
タイガーだ!
タイガーがトップで1コーナーを立ち上がってきた!
二番手に立ち上がって来るのはハヤ・ブー!
しかし!5コーナー進入で膨らんでしまい
ユメカ・スカーレットにポジションを奪われる!
連勝記録が掛かるハヤ・ブーは苦しい三番手!
オープニングラップは!?
タイガー → ユメカ・スカーレット → ハヤ・ブー →
遠征ライダーのSyouma → メイカ・ジュリエット →
ハヤト・ロレンソ → ジュニアクラスのリュウ
というオーダーでピット前を通過
2ラップ目に突入する一団
ストレートパワーを活かしハヤ・ブーがス~っと差を詰める
ここが踏ん張りどころのタイガー!
抑え込む事が出来るか?
2台の強敵を抑え込んでトップを死守!
ハードチャージを掛ける2台に対しタイガーは防戦一方
前方だけに集中したい所だが やはり後ろの強敵も気になる
その直後の2コーナー!
プレッシャーに押されたか!?
立ち上がりで僅かにアウトへ膨らんだ
それを絶対に見逃さないのが歴戦ライダー!
ユメカ・スカーレットがスッとマシンを入れ込みトップを奪取!
ここで気持ちが揺れたか?
4コーナー侵入でインを開けてしまいハヤ・ブーに交わされ
3番手へとポジションダウン
ここで諦めるか!?
いや!
どんな事があっても諦めないのがタイガーの持ち味
再度小さなハートを奮い立たせアクセルを開け前の2台を追いかける
一方 トップを奪取したユメカ・スカーレット
このまま一気にチェッカーまでマシンを運びたい所だが
最終コーナーを抜けハヤ・ブーが襲い掛かる!
体重の軽さを活かしストレートエンドで追い付き
1コーナー立ち上がりで遂にトップを奪い取る!
ここからは、いつもの展開
インフィールドで差を詰めるユメカ・スカーレット!
7コーナーからの高速区間で差を広げるハヤ・ブー
一進一退の攻防が繰り広げられる
実力は全くの互角!
唯一のアドバンテージがあるとすればハヤ・ブーの軽い体重であろう
ナチュラサーキットの特徴である長いストレート区間
体重の軽いライダーにとって この区間は最高のパッシングポイント
それを活かす能力もライダーとしての資質である
5ラップ目 我々は目を疑った
ハヤ・ブーとユメカ・スカーレットのタイム表示が全く同じなのだ
両者のスピードは それほど接近している
トップでチェッカーを受けるのはどちらだ?
大きく差を広げられたセカンドグループ
ここでもガチンコバトルが展開される
一時はトップを走っていたタイガーに対し
遠征ライダーSyoumaが猛チャージ
ホームコースに近いナチュラサーキットで
遠征ライダーを前に行かせる訳にはいかない!
踏ん張るタイガー!
しかし!
1コーナー侵入でSyoumaが鮮やかにマシンを入れ込み
3位へポジションを上げた!
この辺りのテクニックは激戦地の関西で培ったキャリアであろう
74Daijiro スキルアップクィーンのメイカ・ジュリエットは
ペースを上げていくも前のマシンとの差は開く一方
苦しい、非常に苦しい展開
その苦しさから雨雲よりも先にヘルメットの中はゲリラ豪雨となる
溢れる涙はシールド越しにも判る程
シラ・ガミーノママは撮影をしながらも気が気ではない
シラ・ガミーノパパも・・・
それを見て何故か爆笑。
本当に心の無い男である。
一つ下のクラス 74ジュニアから参戦のリュウは
ラップタイムでは叶わないものの終始自分の出来る精一杯を示し
自己BESTを更新しながらチェッカーを目指していた
こういう状況であると 子供の心は折れやすい物であるが
それをピットのファミリーが上手くカバーし
前へ前へと導いていく
これぞ74ファミリーであろう。
チェッカーまで残り数周となった74Daijiroエキスパートクラス
ここでユメカ・スカーレットが意地をみせファステストを記録
このラップ何か起こるぞ!
インフィールドで差を詰め 得意の5コーナー進入でインを狙う
スピードを乗せ5コーナーへ!!!!
しかぁ~~~~し!
それを読んでいたハヤ・ブー!
がっちりとインを締め込み前には行かせない!
これが最後の見せ場となり
ハヤ・ブー 開幕3連勝を達成!
敗れたユメカ・スカーレットだが 表情は明るい
このレースで何かを掴んだか?
優勝 ハヤ・ブー
P2 ユメカ・スカーレット (ファステストラップを記録)
P3 Syoum
前日のセッションのみで このポジションは脅威的!
P4 タイガー
今後の成長に期待大!次のトップは彼か?
P5 メイカ・ジュリエット
涙を次の力に変えて頑張れ!
P6 ハヤト・ロレンソ
P7 (ジュニアクラスP1)リュウ
自己BESTの走りは次に繋がるはずだ!
激しいトップ争いを演じた74キッズ達
合言葉は、STOPハヤ・ブー!
次のステージは74Daijiroサウスシリーズだ!
続いての決勝ヒートは?
74Daijiroチャレンジクラス
こちらのクラスは今シーズンデビューのライダーばかり
初々しさが残る その姿も 一度 ヘルメットを被れば
表情は一変!
motoGPライダーのそれと何ら変わる事はない。
PPを獲得したオウガ・レイニー
ハヤ・ブーと同じく デビュー三連勝、開幕三連勝を狙う
グリッドに着き 初めて見るシグナルツリーに少し緊張の様子
上手くスタートを決める事は出来るか?
レッドランプが点灯
高鳴るエンジン音!
ブラックアウト!
全車綺麗にスタートを決めた!
ホールショットを奪ったのはオウガ・レイニー!
続いてダイジロウ!
3番手に遠征ライダーのRyouma!
実力が拮抗するこのクラスだが 盤石の態勢で挑むオウガ・レイニーが
レースを終始リード
2位のダイジロウに12秒強の差を付け 堂々のトップチェッカー!
3連勝達成となった。
優勝 オウガ・レイニー
P2 ダイジロウ
P3 Ryouma
連勝記録を伸ばすポイントリーダーのオウガ・レイニー
次戦 サウスシリーズへ向け準備は万端!
各地から乗り込んでくる強敵に立ち向かい勝利する事ができるか?
いよいよ!
ナチュラGPの大一番!ミニGP1クラス決勝!
これまでの2レースでは連勝中のポイントリーダーが優勝
ミニGP1も3連勝を決めるのか?
その連勝街道爆進中のニシム・ラッケンジはセカンドグリッド
PPを獲得した盟友タケ・ウッチーニが阻止するのか?
注目の遠征ライダーNatumiは、どこまで上り詰める?
レッドシグナルが点灯し・・・
ブラックアウト!
グっと前に出るタケ・ウッチーニ!
その横へスルスルと上がってきたニシム・ラッケンジ!
更に4番手スタートのシロ・マンシェルも好位置をキープ
サイドByサイドで1コーナーへ侵入!
並走のまま立ち上がる非常にハードな展開!
いや!?
少し前に出たのはニシム・ラッケンジ!
トップを奪取し高速2コーナーを抜け3コーナーへ向かう
オープニングラップは!?
ニシム・ラッケンジ → タケ・ウッチーニ → シロ・マンシェル
→ Soga → Natumi → フク・ナンチェ → てるてる・ゼウス
→ ホノカ・マーガレット → ワキバ・オーというオーダー
上手くポジションを上げてきたのはSoga!
2つ上げて3番手!
盟友 いまにしぇんが決勝もキャンセルした為 孤軍奮闘する
予選3番手のNatumiはシグナルに惑わされたか?
2つ下げて現在5番手
ここからが正念場!展開が変わっていくぞ!
レースが動いたのは、2ラップ目
今期 最高のエンジンを手にしたタケ・ウッチーニが
ストレート中盤でニシム・ラッケンジをパス!
再びトップを奪取!
手の内を知り尽くした2人 仕掛ける場所
引かない場所は、想像するに易いであろう
スタート直後の再現の様に2コーナーへサイドByサイドで向かう
マシンは軽く接触!
ここ何か月かで お腹周りが成長したニシム・ラッケンジ
当たり方は、重量級のそれと変わらない
逆に何か月かで痩せたのはタケ・ウッチーニ!
体重の差は数キロではあるがミニバイクレースに置いて
この差は結構大きい
因みにナチュラ最重量級ライダーは・・・
言わずとしれたデブデブ・ストーナー
一時期はホッソリとしたものの見事リバウンドに成功
現在 大台の80キロ目前である。
話を戻そう!
トップグループでは、ニシム・ラッケンジ VS タケ・ウッチーニ
セカンドグループでは、シロ・マンシェル VS Soga VS Natumi
先に動き出したのはタケ・ウッチーニ!
前ラップ同様 ストレートでニシム・ラッケンジを交わし三度トップ!
TTでニシム・ラッケンジが秘策を用意していると伝えたが
この秘策を我々は入手した
ここナチュラでは、ドライに関してタイヤ戦争はなく
全車BSを装着が定番となっている
そんな中 ニシム・ラッケンジはリアタイヤに懐かしのIRCを装着!
独自の調査で「夏場はIRCが良い」との見解を示し
ラウンド3はフロントBS リア IRCという異色のコラボを実現
このセットで勝ち上がれば 瞬く間に流行するのではないだろうか?
だが、相手は、タケ・ウッチーニ!
タイヤうんぬんの前に走りは、文句なしの一級品!
前に出たタケ・ウッチーニは、ペースを更に上げ引き離しに掛かる
その後方セカンドグループでは、シロ・マンシェルが引き離しに掛かり
4番手との差を広げ単独走行に入る
シロ・マンシェルも昨年の最終戦でポディウムを獲得し
今、波に乗るライダーの1人である
その後ろでは、NatumiがSogaに対し猛チャージ
4ラップ目 7コーナー立ち上がりで変則的なラインを取り
強敵Sogaを撃墜しポジションを4番手へと戻し更に上を狙う
トップを快走するタケ・ウッチーニは、引き離しに成功し
盤石な体制を築き安定したラップを重ねる
焦りが見え始めたのはニシム・ラッケンジ!
思う様にペースが上がらない苛立ちからか?
5ラップ目 5コーナー侵入でオーバーラン!
それでは、連続写真で見て行こう!
先ず・・・膨らんでいって
やばい!って感じたんでしょうねぇ!
この辺りから どうする俺?って感じでしょうか
立て直せるかなぁ?と甘い考えもあったでしょう
おっ!足を出してきましたよ!
この辺りで完全に諦めましたね!
心の声は「もう!無理!」って感じでしょうか?
挫けちゃいました・・・
(mini-motoGP.comでは、これをハミ珍オーバーと認定いたしましょう)
これによりタケ・ウッチーニは楽な展開となった
単独でトップをひた走る
後は、確実にラップを消化する作業に専念するだけだ
これが最後の見せ場となり・・・
いや!
まだナチュラの夏は終わらなかった!
3番手を走行するNatumiがシロ・マンシェルに追い付き
チャージを開始!
このまま行けばポディウムを獲得できるのだが
狙えるなら一つでも上を目指す!
その心意気こそがミニGPライダーなのだ!
気迫に押され気味のシロ・マンシェルだが
ここまで来て交わされる訳にはいかない!
踏ん張るシロ・マンシェル!
しかし若さには勝てなかった・・・
8ラップ目の1コーナー立ち上がりでラインをクラスさせ
Natumiが2番手へポジションを上げた
これが最後のバトルとなり
ナチュラGP ラウンド3
ミニGP1 優勝は、タケ・ウッチーニ!
これで2013シーズンのタイトル争いが分からなくなってきた!
何度も何度もガッツポーズをするタケ・ウッチーニ!
妻のクミ・ヘップバーンもウットリである。
ミニGP1決勝は以下の通り
優勝 タケ・ウッチーニ
P2 Natumi
P3 シロ・マンシェル
P4 Soga
P5 ニシム・ラッケンジ
P6 フク・ナンチェ
P7 てるてる・ゼウス
P8 ホノカ・マーガレット
P9 ワキバ・オー
レース後 ピットでは、同じ女性ライダーとして
ホノカ・マーガレットとNatumiが仲良く写真を撮影
今後 この2人が大きく成長していく姿を我々は見届けたい。
暑く!熱く盛り上がった夏のナチュラGP
次なるチャレンジャーは誰だ?
次戦は74Daijiro サウスシリーズが同時開催
夏ど真ん中の8月!
更に盛り上がる事は間違いないであろう!
更に週末21日は、場所をHSR九州に戻し
スーパードリームサンデー スプリント & 4時間耐久が
開催される
マウンテンマウスからは?
最近出番が少ない・・・
世界のスーパースター デブデブ・ストーナーがスプリントへ参戦
4時間耐久には、シロ・マンシェル & カルロス・サカイーラ ペア
フク・ナンチェ & ワキバ・オー ペアが参戦
夏は始まったばかり!
思い切り走って泣いて楽しめ!
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記事 : mini-motoGP.com番記者
撮影 : シラ・ガミーノママ
時間的に少し苦しい状況ですので更新は少し遅れると思われます
ご了承ください。
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