3月10日 HSR九州
天候 : 雨→少し晴れ→曇り→雨→曇り
気温 : 最初温かく夕方寒い
観客 : 29384人
路面 : ウェット→ドライ→ウェット→ドライ
ライダー : デブスト腹痛 ・ コイ・デ・アンジェリス歯痛
2013年もいよいよ初戦を迎える3月10日
我らがmini-motoGP.comからはデブデブ・ストーナーが参戦
ペアいやトリオを組むのは呑んだくれ監督率いるTeam FSR
昨年、一昨年はコイ・デ・アンジェリスとのペアで戦ってきたが
2013年は、リュウ・タ・ウティスタを新たに迎えて戦う。
午前7時
サーキットに1台のリムジンが到着
そう あの男である
リムジンに群がるファン達 いつもならファンサービスをする所だが
サーキットに降り立ったデブデブ・ストーナーの顔色は冴えない
マネージャーがファンを掻き分けモーターホームへと誘導する
遅れる事1時間 ヨゴレが代名詞のコイ・デ・アンジェリス
久々の参戦となるリュウ・タ・ウティスタが到着
遅れて来た事へ悪びれる事無くコイ・デ・アンジェリスは
「歯が痛ぇ~歯が痛ぇ~」とファンへアピールするのだが
誰1人として心配するファンは居ない
というよりファン自体が居ない。
ピットでは、レインコンディションとなった為
慌ただしく対応に終われるスタッフの姿があった・・・
今回 デブデブ・ストーナーとコイ・デ・アンジェリスは
スプリント、耐久のWエントリーとなる
午前9時 スプリントクラスのフリープラクティスの開始
全車レインタイヤと思われたが天候の回復を見越して
ドライタイヤでセッションに向かうマシンも見受けられた
デブデブ・ストーナー&コイ・デ・アンジェリスはレインを選択
コースインするも1ラップのみで走行を終えた
続いて耐久クラスのフリープラクティス
こちらを担当するのは、久々のライドとなるリュウ・タ・ウティスタ
前日は興奮して寝れなかったとの事だが
久々のライディングにも関わらず
ウェットという難しいコンディションの中
上手くマシンを走らせ少ない走行時間で
マシンとのコンタクトを確認していた。
少しづつ路面は回復して行く中 予選アタックが開始された!
どのチームもタイヤ選択に悩む中
デブデブ・ストーナー、コイ・デ・アンジェリスは
レインを選択 一発のタイムに掛け上位進出を狙う作戦
この選択が吉と出るか?凶と出るか?
続く耐久のタイムアタック
デブデブ・ストーナーはリュウ・タウティスに全てを
任せるつもりだったが
ここで コイ・デ・アンジェリスが出しゃばった
「俺が最初に走りますから!残りを彼で!」
誰も望んでないにも関わらず出しゃばる男
止めたいデブデブ・ストーナーだが時折来る腹痛により
その声も届かなかった
既にチーム内はギスギスした空気に包まれる中で
モチベーションを保とうとするリュウ・タ・ウティスタ
この開幕戦へ賭ける思いは人一倍強い!
KYコイ・デ・アンジェリスがピットに戻り
リュウ・タ・ウティスタがコースイン!
残り時間を消化し無事ピットへマシンを戻した
チームスタッフのコメントでは
「リュウ・タ・ウティスタは上手くマシンを走らせてるよ!
久々のライディングとは思えない落ち着いた走りだ。」
とチーム内での評価は上々だ。
さてタイムアタックの結果だが
先ずはスプリント
コイ・デ・アンジェリス 総合6位 クラス3位
デブデブ・ストーナー 総合7位 クラス4位となり
まずまずのポジションを獲得
耐久の結果は、総合5位 クラス1位を獲得と幸先の良いポジション
上手く行けば両クラス制覇も夢ではなさそうである
その結果を確認した直後 デブデブ・ストーナー陣営の
ピットのシャッターが下ろされ報道陣をシャットアウト!
体調不良に伴うシャットアウトなのか?
何かのトラブルなのか?
番記者は、無理を承知で取材を敢行!
スタッフからはNO!の一言で一蹴されるも
デブデブ・ストーナーから「彼達なら良いだろう」
その一言で取材はOKされた
「ただし、レース終了までは他言無用だ!」と釘を刺された。
シャッターの下ろされたピットではマシンが分解され
それを見守るデブデブ・ストーナー
彼のコメントはこうだ
「十分に上位を・・・いやトップを狙えるポジションなんだ
このままでも悪くはないが まだ何かが足りないのも事実なんだ
決勝前にセットアップを変更するには勇気が要るけど
チャレンジする価値はあると思う反面!半分はギャンブルだね」
このギャンブルは・・・
午前10時半
同時開催されるST125がスタート
ハーフウェットとなる難しいコンディションの中
終始レースをリードしたH辺選手がトップチェッカー
2位には、YAMAHA勢が初のポディウムの一角を勝ち取り
3位にファイナルラップで石○選手が男を魅せ
ポディウム最後の椅子を奪い取った!
このシリーズ 2013年もナチュラGPに組み込まれ
盛り上がる事は間違いないであろう。
レースを消化すると共に路面コンディションも改善され
レコードラインは完全なドライとなった。
いよいよ出番となるデブデブ・ストーナー&コイデ・アンジェリス
このクラス SP100、ST100、SP50の混走となり
22台のマシンがグリッドに並ぶその光景は圧巻である。
フォーメーションラップを走り終えグリッドへ着くマシン
最後にマシンをセットさせたのはデブデブ・ストーナー
シグナルレッド・・・
甲高い2Stサウンドと図太い4Stサウンドが入り混じる
「スタートで決める!」と呟くデブデブ・ストーナー
「歯が痛い」と呟く どうでも良いコイデ・アンジェリス
ブラックアウト!
一斉に飛び出すモンスターマシン達
その中でも抜群のスタートを決めたデブデブ・ストーナー!
「決まった!」スルスルとオレンジ色のマシンが前へ!
しかし!
2速に入れた瞬間 抜いたマシン、更には後続のマシンから
一気にパスされていく!
7番手ポジションからスタートしたにも関わらず
1コーナー侵入時には14,5番手にまでポジションを落とし
裏のストレートへ突入すると更にポジションを落としてしまう。
セット変更が完全に裏目に出てしまったデブデブ・ストーナー陣営
チームスタッフは肩を落とす・・・。
一方 ヨゴレ・アンジャリスは
違った!
コイデ・アンジェリスは、ポジションをキープし
それなりに戦っていた
彼が主役になると読者は面白くないと思うので
割愛したいと思う。
苦しい状況となったデブデブ・ストーナー
この走らないマシンでどう戦う?
諦めたか?
いや!
この日のデブデブ・ストーナーは違った
ストレートパワーで劣るマシンを限界までプッシュさせ
各コーナーで何度も何度も抜き返す
しかし ここHSR九州では3本のロングストレートがある為
絶対的パワー不足は大きなハンデとなる
スリップストリームを使うも離されていくマシン
それを補う為 極限までブレーキを我慢し その差を詰める
非常にカッコいい!
2013年は、笑なしの路線で進むつもりなのだろうか?
3ラップ目 ハードプッシュするデブデブ・ストーナーに
1台のマシンが襲い掛かる
1コーナーから2コーナーへバンクさせた その瞬間であった
ST100のマシンが宙を舞った
その衝撃に気が付いたかデブデブ・ストーナー?
「ん?何か当たったか?」
気が付いていなかった・・・。
勇敢にもデブデブ・ストーナーへ特攻をかけたライダーは
超軽量級ライダー よっちゃん!
痩せたとはいえ重量級ライダーのデブデブ・ストーナーへの
アタックは少し無謀であった・・・。
「僕のフロントタイヤとデブデブ・ストーナーのリアタイヤが
僅かに接触したんだ!僅かにだよ!
なのに大きく飛ばされてしまったよ!
体重差で負けたって感じだね」
過去 デブデブ・ストーナーにアタックを試みて
無事に生還したライダーは皆無・・・。
ワイルドさと甘いマスクを持ち合わせるデブデブ・ストーナー
この開幕戦ではワイルドさを前面に押し出し懸命にラップを重ねるも
ファイナルラップ 折り返しのストレートで逆転されてしまい
総合10位 クラス4位でチェッカーとなった
余談ではあるが ヨゴレ・アンジェリスは 総合7位 クラス3位で
レースを終えた。
デブデブ・ストーナー談
「セット変更は、大失敗だったけど マシンにはそれ以外に
何か重大な欠陥がある気がするよ・・・
もう終わった事だ耐久へ向け気持ちを切り替えるよ」
表彰式が行われ始めたその時であった・・・
ポツポツと降り始める雨。。。
空を眺め参戦ライダーは呟いた・・・
レッツゴーJUNの野郎!と・・・。
その天候を操る能力は、ア・セリーノの能力を遥かに凌駕するという。
次第に路面が濡れてゆく中
ライダー、スタッフ共 難しい決断が迫られる
このまま降り続くのか?
一時的な雨なのか?
HRCワークスから送られるウェザーリポートでも
「時に激しく 時に穏やかに降る雨がライダーを包み込むでしょう」
と非常に判断に困る内容・・・
こんな時 監督が居れば判断を委ねる所だが
今頃は、家でビールを呑みマッタリしているはずである
どうする?
コイデ・アンジェリスが余計な発言をする
「ドライで行きましょう!大丈夫っすよ!」
そりゃ大丈夫であろう・・・
だって濡れた路面を走る第一ライダーは
デブデブ・ストーナーなんだから。
午後12時50分
グリッドにマシンが並びスタートの瞬間を待つ。
大して仲良くもないが・・・
3人でガッチリ握手を交わし一応それらしく振舞った。
マシンの反対側を向かうデブデブ・ストーナー
「結構 濡れてるじゃん!絶対滑るって!コケるって!
あぁ~またお腹が痛くなってきたよぉ~」
かなりパツンパツンであった。
できれば変わって欲しいなぁと弱気になっていた時
ピットウォールから声援を送る一団の姿があった
ST125へ参戦していたトップライダー達である。
この光景に勇気をもらったデブデブ・ストーナーは
「一発 魅せてやるぜ!」と一気にやる気スイッチON!
フラッグが高々と上がり・・・
午後1時 4時間耐久レーススタート!
一斉にマシンへ駆け寄る百戦錬磨のライダー達
デブデブ・ストーナーは?
最高のスタートを決め 総合4番手辺りで1コーナーへなだれ込む!
「いくぜぇ!」と叫んだ その瞬間 リアタイヤが大きくスリップ
やる気スイッチOFF!
ビビリミッターON!
一気に後方集団へと飲み込まれていく・・・・。
オープニングラップを無事消化しポジションは?
クラス1位から・・・・8番手付近までポジションダウン。
路面が乾くまで待つしかなさそうである。
10分が経過した辺り
「ん?なぁんか乾いてきた?」
グッとアクセルオープン!
ギュンギュン!とタイヤが食い付き始めた!
再び やる気スイッチON!
ここからデブデブ・ストーナーのオーバーテイクショーが始まる
1台 また1台と交わしていきクラス5位までポジションを回復
更にポジションUPを狙う!
50分が過ぎようとした頃 シールドに雨粒が当たり始めた
黒く大きな雲がコースを覆っていく・・・
「雨脚が強くなる前にもっとポジションを回復させるんだ!」
更にペースを上げるデブデブ・ストーナー!
イエローフラッグが振られる最終コーナーへ突入!
その瞬間!
前後のタイヤが大きくスライド!!!!
コントロールを失うNSR!
立て直せるか!?
詰めかけた3000人余りのデブスト女性ファンが悲鳴をあげる!
クラッチ、ブレーキを巧みに操り ダートに飛び出しながらも
何とか転倒を回避しコース復帰!
その前方の1コーナーでは多重クラッシュ発生!
続く3コーナー、シケインでも転倒者続出!
急激なレインコンディションとなった為 ライダーはペースが掴めない
ラップを重ねるというよりも
コース上でステイするのが精一杯といった状態
そんなデンジャラスな状況の中 マシンを走らせる耐久ファイター達
まさにクレイジーである。
デブデブ・ストーナーも何とかコントロールしながら
愛機NSRを走らせるがラップは、1分50秒台
どうする?
ピットは対応を迫られる・・・。
空を見上げるチームスタッフが叫んだ
「まだ降り続く!思い切ってタイヤ交換するぞ!
同時に少し早いがライダーチェンジだ!
リュウ・タ・ウティスタ準備!」
デブデブ・ストーナーへピットインのサインが出された!
ポジションを4番手にまで回復させピットへと辿り着いた!
一斉にマシンへ駆け寄るスタッフ!
前後のタイヤをレインへと交換、燃料をブチ込み
約5分でピットアウト!
ポジションは大きく後退し9番手
トップとは7ラップ差 ゼッケン22番 YMAHA TZM!
奇しくも隣合わせのピットとなった。
こちらの作戦が筒抜けとなっている為か?
ゼッケン22番はタイヤ交換ナシで走り続ける!
この難しいコンディションでも上手くマシンをコントロールさせ
快走するYAMAHA TZM
マシンは当然ながらライダーの腕も一枚上手である
Team FSR & 三井学級の第2ライダーは
リュウ・タ・ウティスタ!
いきなりのレインコンディションに対応が難しいかと思われたが
上手くマシンをコントロール!
ラップを重ねる度にタイムを改善させていった
しかし!
ここで またもやヨゴレ・アンジェリスが余計な提案・・・。
「今ならドライタイヤのグループと比べて明らかに
こっちの方が速いから僕が走ってポジションを回復させますよ!」
言ってる事は もっともではあるが・・・。
デブデブ・ストーナーも考える・・・。
でも お腹が痛いから考えるのを止めた。
ピットウォールからリュウ・タ・ウティスタにサインが出された
????
状況が飲み込めないリュウ・タ・ウティスタ!
次のラップで もう一度確認し ピットイン!
変則的なライダー交代となりヨゴレ・アンジェリスがコースイン
リュウ・タ・ウティスタがスタッフに詰め寄った!
「どうして交代なんだ!僕は、良いペースで走ってたじゃないか!」
怒りが収まらないリュウ・タ・ウティスタ
そこにデブデブ・ストーナーが割って入った
「違うんだ!君が悪い訳じゃない、
雨脚がいつ弱まるか分からない状況だ
タイム差があるうちに遅れを取り戻そうという事なんだ
変則的にはなるが1時間後にライドしてもらうから安心してくれ」
この言葉に落ち着きを取り戻したリュウ・タ・ウティスタ
「勝ちに行く為のチームオーダーなら従うよ!」
コース上ではヨゴレ・アンジェリスが遅れたラップを取り戻すべく
鬼神の走りで見えないライバルを追い駆ける
1周、1周と差を縮めポジションを4位まで回復!
「これなら・・・」
そう思った矢先!
1コーナーへと進入するコイデ・アンジェリスに
ピットアウトしてきたマシンがホワイトラインをハミ出し
接触寸前!
回避行動に移ったコイデ・アンジェリスは転倒!!!
雨に濡れたコースサイドの泥は柔らかくなり体中に張り付いた
マシンを起こし再スタート
ヨゴレ・アンジェリスが更に汚れた瞬間である!
ピットへとマシンを戻し修復に取り掛かるスタッフ
割れたカウルを引きちぎり チェンジベダルを修復
泥を付けたまま発進させようとした時であった
隣のピットから「エアーガンで泥を飛ばしたらいいよ!」
と声を掛けられるだけならまだしもヘルプまでしてもらったのだ!
戦いの中に身を置きながらも相手を思いやるスポーツマンシップ
こういうシーンに出会う度に番記者はグッときてしまう。
再びコースへと戻ったTeam FSR & 三井学級
ポジションは、8番手 残り時間は2時間10分
とにかく前へ!
一つでも前へ!
チームが一丸となりヨゴレ・アンジェリスを見守る
サインボードは、順位だけを表示
P7・・・
P6・・・
P5・・・
P4・・・
ライダーチェンジ直前 遂に3位にまでポジションを戻した!
この状況でのライダー交代に緊張するリュウ・タ・ウティスタ
妻 アキ・アンドリュースがソっと背中に手をあて
「大丈夫よ!アナタならきっと出来る!」と優しく声を掛けた・・・。
デブデブ・ストーナーも「大丈夫 自分の思う走りをすればいい!」
この言葉を胸にリュウ・タ・ウティスタ 再びコースへ向かう
自分の仕事を終えピットへ戻った99号車 コイデ・アンジェリス
給油を済ませリュウ・タ・ウティスタ ピットアウト!
トップを走る22号車 YAMAHA TZMとの差は6ラップ
2位を走る32号車との差は、一時4ラップがあったものの
コイデ・アンジェリスの頑張りで2ラップまでと追い付いた
必死にマシンを走らせ32号車を追い駆けるリュウ・タ・ウティスタ
レコードラインは徐々にドライへと変化していく難しい状況
99号車と32号車は同じレインタイヤを装着
トップの22号車は、ドライタイヤ。
ここへきてタイヤの差は、大きなウェイトを占める
逆転はあるのか?
いや、今は目の前のライバルをパスする事
必死に追い駆けるリュウ・タ・ウティスタ
その力走を見守るアキ・アンドリュース
その思いに応えたい・・・
チームの為に・・・
自分自身の為に・・・。
その執念が身を結ぶ!
2位を走るゼッケン32 ブルーのNSRの背後へと迫り
ガチンコバトルが幕を開けた!
3位とはいえTeam FSR & 三井学級は2ラップ遅れ
しかし今は関係ない
ただ 好敵手と対峙し全力で戦うだけである
何ラップにも渡り繰り広げられる好バトルに
チームスタッフは大興奮!
一進一退を繰り返しながら前に出るも
手練れの32号車は、易々とは行かせない
このまま最高のショーを見続けたい所ではあるが
残念ながら燃料が底をつき始める99号車
ラスト30分 無情ではあるがピットインのサインが出された
それを確認し頷くリュウ・タ・ウティスタ・・・
ファイナルライダーはデブデブ・ストーナー。
彼は、我々に話してくれた
「本当は、リュウ・タ・ウティスタが
ファイナルライダーだったんだ」
前半の変則的な交代により燃料計算も大幅に変更になった為
苦肉の策となったのだ。
ピットロードに現れたリュウ・タ・ウティスタ
キッチリと仕事を遂行した
デブデブ・ストーナー
「タイヤはどう?コースの状況は?」
リュウ・タ・ウティスタ
「バッチリです!グリップします!」
デブデブ・ストーナー
「OK!お疲れ様!」
スタッフ
「給油OK!デブストGO!」
ラスト30分 デブデブ・ストーナーの役目は
ポジションを確定させマシンを無事にピットへ戻す事
4位のマシンとの差は3ラップ
トラブルさえなければ3位は確定的であろう
「30分程度なら楽な仕事だ」
そう考えコースに出たデブデブ・ストーナーだったが
すぐに考えを改めなければならなかった
「タイヤ グリップしねぇ~~~~~~!嘘ばっかじゃぁ~~ん!」
必要以上にペースは落とせない
しかし アクセルを開ければパワーは横に逃げ前には進まない
「タイヤは壊れている 骨の折れる作業になりそうだ・・・」
なるべくマシンを寝かさない様
アクセルもソフトに開けマシンを走らせた
こういう小技は非常に得意なデブデブ・ストーナー
「もう少し!もう少しで終わる・・・お腹が痛い」
ピットからサインが出される
ERo (えろ)
喜んでるのはヨゴレ・アンジェリス・・・
やはり程度の低い男である。。。
午後5時 メインストレートにチェッカーが振り下ろされた!
最終コーナーを抜けてくるゼッケン99番!
今 ゴールイン!
総合9位 クラス3位を獲得!
波乱に次ぐ波乱!
天候に翻弄された4時間!
ボロボロに傷ついたマシンにソっと手を当て
デブデブ・ストーナーは「ありがとう」と囁いた・・・。
記事 : mini-motoGP.com番記者
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