スプリントの決勝グリッドに着いた各ライダー。
路面は完全なドライとなり激しいレースになる事が予想される中ブラックアウト!
5番手スタートのコイデ・アンジェリスが抜群のスタートを決め3番手へジャンプアップ!
オープニングラップも3番手で通過しポジションをキープ!
2番手との激しいバトルを展開しながらも好機を見出せず そのまま3位でのチェッカーとなった。
※ コイデ・アンジェリス
「久々のレースで3位なら上出来じゃないかな、この調子で耐久もプッシュするよ」
とゴキゲンな様子であった。
午後12時50分 次々と耐久のグリッドへ各マシンが着く中 TeamFSR&三井学級のマシンが居ない・・・・。
ピットを見ると全身黒ずくめのデブデブ・ストーナーがツナギを着込んでいた。
インナースーツを忘れたデブデブ・ストーナーは、この暑さの中 冬には欠かせないヒートテックを上下着てのライディングとなったのである。
デブデブ・ストーナーの第2の故郷と言えばマウンテンマウス(山口県)
マウンテンマウスと言えばユニ○ロの本拠地である。
ヒートテックを着たデブデブ・ストーナーの郷土愛なのであろうか・・・しかも
ハイネックである。大丈夫か?
グリッドに着いたデブデブ・ストーナーは、走行前にも関わらず既にビショビショであった ここにビショビショ・ストーナー完成である。
午後1時 日章旗が振り下ろされ 4時間の長丁場がスタートした。
ファーストライダーの我らがデブデブ・・・ビショビショ・ストーナー4番手でオープニングラップをクリヤし順調な滑り出しである。
ココからオーバーテイクショーの始まりである!
15分後には3番手ポジションアップ、更に30分後には2番手へ、スタンドのファンは
大絶叫であった、ビショビショ・ストーナーの快進撃は、まだまだ続く、50分を経過した時にはトップを奪取!
タイムも1分34秒台を連発、この辺りは流石である。
1時間20分を経過し最初のライダー交代となった、トップをキープしたまま
コイデ・アンジェリスへとチェンジ、戻ってきたビショビショ・ストーナーへコメントを
と思ったのだが・・・ビショビショを通り越し、ズブヌレ・ストーナーとなって居た。
※ ズブヌレ・ストーナー
「あっ・あっ・あっ・あづいぃ~」
コメント所ではなさそうだ。
さてコース上では、コイデ・アンジェリスがトップをキープするもタイムは上がらず
36~37秒台で走行、そこへズブヌレからビショビショへ戻ったストーナーがコメントしてくれた
※ ビショビショ・ストーナー
「マシンが明らかに走らないんだ、3~4速へシフトアップすると回転の落ち込みが激しいし、何より6速に入れると失速してしまうんだ。単独でのタイムアップは難しいかもしれないね。僕は特別だから何とかなったけどね。」
確かにコース上を走るコイデ・アンジェリスは明らか他のマシンより遅い感じがする
、ピットの方へ何かを訴えるコイデ・アンジェリス、しかしピットスタッフは
目を逸らし続け、無視する事に徹した
とはいえ何とか1時間トップを死守し ビショビショ・ストーナーへライダーチェンジ
ここでもビショビショ・ストーナーが快走し更なる引き離しに掛かるのかと思われたが
思う様にペースが上がらずポジションをキープするのが精一杯であった。
3時間20分が経過し最後のライダーチェンジ、
コイデ・アンジェリスへ残りを託した。
勝利が近ついてきた所で監督にコメントを求めたのだが・・・。
何と復帰を掲げたにも関わらず監督不在・・・チーム員によると「K・S・B」
との事だったKSBとは(家族サービス)の事である。
コメントは諦め コースに目をやると なんと ここへきてコイデ・アンジェリスが
35秒台のベストラップを連発 チームスタッフは歓喜を上げる所か沈黙してしまった・・・
これには理由があり「壊れる前か?」との不安の方が強かった為である。
チームスタッフが祈る中 遂にファイナルラップ突入・・・
コイデ・アンジェリスはトップを死守し1位チェッカーとなった!
チームスタッフは両手を挙げ コイデ・アンジェリスもガッツポーズでそれに応えた。
ピットへと無事マシンを戻してきたコイデ・アンジェリスとすっかり乾ききったデブデブ・ストーナーが シッカリと握手を交わし長丁場の4時間耐久レースが幕を下ろした。
しかし我々は見逃さなかった・・・
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