デ・ホ「2,3日の御無沙汰でした!」
ホ「さて!デブストさん 遂に俺の出番だ!
と待たれてる読者の方がおられるんですが」
デ「はいはい!およよさんですね!」
ホ「やはり自分の出番が来るのが楽しみなんですね!」
デ「やはり世界に配信しているmini-motoGP.comですから
この記事を足掛かりにしてアイドルデビューを考えてるライダーも
少なからず居ますからねぇ」
ホ「という事は、およよさんは、アイドルになりたいんですか?」
デ・ホ「それは無理でしょぉ~」
ホ「とオチも付きましたので74Daijiroレーシングキッズのレポートを」
デ「ホーレンソーさん?ベタ過ぎますよ」
ホ「そうでしたね。それでは
初老の集い!
チャレンジクラス決勝です!」
デ「チャレンジ!良い言葉ですねぇ」
ホ「かなり年配の方々が目立ちますが・・・」
デ「いえいえ!年配と言えどもハートは衰えてませんよ!
衰えてるのは、目と足腰 ぐらいですから!」
ホ「その部分は顕著に表れてきますからねぇ」
デ「その弱った部分を隠して平然としている姿!
見ていて泣けてきます!
チャレンジ!彼達は、常にチャレンジです!
仕事でチャレンジ!
家庭では、強力な奥様にチャレンジして返り討ち!
それでも諦めずにチャレンジし続ける彼達の為に
私、デブストは大きな声でライダー紹介をしたいと思います!」
ホ「とても涙ぐましい決勝となりましたね!
仕事に疲れ 家庭に疲れ それでも生きる事に執念を燃やす
初老の星達! それでは紹介して行きましょう!」
(PP 140Jr)
(ナチュラシリーズ 第2戦チャンプ 草刈 正雄)
(熱血パパ アキ・クラッチロー)
(淀川 将)
(三井学級 最年長ライダー ヒロ・アンドレッティー)
(ナチュラ史上最高齢ライダー およよ)
(矢野 雅章)
(ぼったくりBar店主 おっちゃん和也)
(何事も他人任せ 569)
そこへ ヤ・スーシが登場すると・・・
バッテンのジェスチャー・・・。
ヤ・スーシ強制リタイヤ!
しかし そういう訳にも行かず・・・
(前回チャンプ ヤ・スーシ)
ホ「以上 8名の初老と3名の青年による熱い戦い!
デブストさん!?注目は どのライダーでしょう?」
デ「そうですねぇ 先ずは、シリーズ戦で勝っている
草刈 正雄ですね!唯一のYMAHAワークス!
頑張って欲しいですねぇ!」
ホ「他には?」
デ「やはり、アキ・クラッチロー!熱い走りで盛り上げてくるはずです
そして 最高齢ライダー ビックスロープから参戦のおよよ!
少ない資金を・・・お小使いをヤリクリしてチャレンジしてくれてます
後は、おっちゃん和也ですね!少し大き目の奥様が笑顔になるか
ぶちキレるか この一戦に掛かってますよ!」
フォーメーションラップに向かう初老と青年ライダー
勘違いしないで欲しい
向かう先は あの世ではなくグリッドである。
排気ガスと加齢臭を撒き散らし クラッチを繋ぐ・・・
ホ「さぁ各車グリッドに着きましたよ」
人生挑戦!
このクラスの合言葉はコレに尽きる!
日の丸が上がり・・・
チャレンジクラス決勝スタート!
飛び出すのは!?
いや!
前に飛び出さず上に飛び出したライダーはアキ・クラッチロー!
デ「どうしたぁ!?」
右へ左へと踊り始めたアキ・クラッチロー!
それに釣られて淀川も踊る!
ホ「祭りだ!ワッショイ祭りが始まった!」
デ「テンションが上がり過ぎた様ですねぇ
他のライダーは、その横をすり抜けスタートしましたよ!」
ホ「ホールショットを奪ったのは草刈 正雄!」
最高齢およよは6番手にポジションUP!
ホ「おっと?ヤ・スーシもズッコケて10番手!」
オープニングラップのオーダーは?
草刈 正雄 → 140Jr → リカバリーした淀川
→ ヒロ・アンドレッティー → 矢野 → およよ
→ ドラゴン・エドワーズ → おっちゃん和也
→ アキ・クラッチロー → ヤ・スーシ → 569
というオーダー
ホ 「デブストさん?スタートは荒れましたねぇ」
デ「アキ・クラッチローは緊張でパンパンだったんでしょうね」
ホ「ここで?リプレイ画像が入ってきましたよ!
画質は悪いという事ですが 見てみましょう」
デ「日の丸が・・振り下ろされて・・・」
デ・ホ「浮いた!!」
デ「た・た・倒れそうだが・・・」
デ・ホ「耐えた!」
ホ「正しく今までの人生をスタートで表現!」
デ「そうですよ!大人には何度も何度も倒れそうになる事が
あるんです!しかし それでも倒れず立ち上がる!
人生の教科書の様なスタートです!」
ホ「追い上げに期待したいですね!」
2ラップ目へと突入した一団
2番手に着けた140Jrが7コーナーでスピードに乗せ
ストレートで草刈 正雄を捉えた!
ホ「これは 行きますよ!140Jr!」
ブレーキング勝負で1コーナーに飛び込み・・・
トップに立った・・・いや!?
かなり無理なツッコミだったか?ラインが乱れる!
そこに上手く飛び込んだのは、釣られてスタートミスした淀川!
デ「淀川が2台を上手くパスしてトップに立ちましたよ!」
ホ「これは、戦況をよく見て冷静な判断でしたねぇ!」
トップの3台は、序盤から接戦!
少し離れてヒロ・アンドレッティーが追い掛ける
今シーズンデビューのヒロ・アンドレッティー
忙しい中 少しの時間を割いてテストに励み
少ない時間で目覚ましい進化を魅せた
昨年のmini-motoGP CUPがCome Backのキッカケとなり
今は その大舞台を楽しむかの様にラップを重ねる
今シーズンの活躍により主人のカッコ良さを再認識した
奥様との夫婦仲は、すこぶる絶好調との噂も・・・
今夜はどうなるか?
いつかはレポートして頂きたい!
ホ「さぁ 少し後方に目を移して見ましょう」
デ「矢野を先頭に5台が団子状態でバトル開始ですよ」
ホ「これは、面白い展開になりましたねぇ」
前に行きたいのは、誰もが同じだが・・・
とにかく今夜 横に大きな体の嫁の機嫌を取る為には
何が何でも前に行かなければならない おっちゃん和也!
しかし!?
その焦りからか?大きな嫁からのプレッシャーからか?
ラインが大きく乱れ
アキ・クラッチローに4コーナー立ち上がりでパスされてしまう
涙目の おっちゃん和也!
ここでパスした事により鼻息が荒くなったのはアキ・クラッチロー!
マシンをシェアした音虹郎のレースは終わった
もう何も考える事は無い!
音虹郎談
「クラッチローは言ったんだ!俺の魂の走りを
目に焼き付けておけ!2コーナーが俺の全てだ!」
その言葉通り 2コーナーの立ち上がりを最速で立ち上がり
3コーナー入口から4コーナーに掛け 前を走るマシンに対し
一気に差を縮める!
3ラップ目!
遂に最高齢ライダーが動いた!
デ「およよが動きましたよ!」
ホ「矢野に対し猛チャージ!」
ストレートでスピードに乗せてきた!
デ「1コーナーでインを狙ったぁ!行くか?」
ホ「いや!矢野が行かせない!アウトから強引に被せてきた!」
デ「失速したおよよにドラゴン・エドワーズが並び掛ける!」
ホ「その後ろ!その後ろですよ!」
パツンパツンになった おっちゃん和也が!?
アキ・クラッチローのインを狙うも僅かに届かない!
鬼の形相となる おっちゃん和也嫁・・・
ぼそりと呟いた・・・「土下座決定なう!」
本当にさせてしまうだけに非常に怖い存在である。。。
2コーナーへ向かうドラゴン・エドワーズだが失速!
そこへ容赦無くチャージを掛けるアキ・クラッチロー!
デビュー2戦目のドラゴン・エドワーズ万事休す!
ナチュラシリーズ最終戦がデビューとなるも
不本意な走りで自分自身が許せなかった男は
少ない時間を費やし全力でテストに励んだ
ラップタイムは出るものの レースでの駆け引きがまだ
キャリアとして十分でなかった
それを知ってか知らずか?
4コーナー立ち上がりでアキ・クラッチローがパスしポジションを
また1つ上げる!
ホ「中段グループのバトルは盛り上がってますが
トップの方はどうでしょう?」
デ「トップ3は、固定された様に距離が縮まりませんねぇ」
ホ「これではレポートがやり辛い!まさに番記者泣かせ!」
デ「ホーレンソーさん?誰か忘れてませんか?」
ホ「そう言えば!」
デ「そうです!569です」
非常に厳しい戦いとなった569
前日にエンジンブロー!
急遽エンジン換装するも見てるだけ・・・
痛単車部の活躍によりマシンは息を吹き返した!
その魂の詰まったNSF100を569は少しでも前に
少しでも何かを掴む為 懸命に走り続ける
この戦いは必ず これからのキャリアにおいてプラスになるはずだ
諦めるな569!
そしてチサト・パトリシアにあまり近づくな!
番記者は心配だ!
ホ「そう言えば?まだ誰か忘れてる様な気がしますが?」
デ「誰でしょう?」
ホ「ヤ・・・ヤ・・・あぁ思い出せない!」
デ「私は、少しだけ思い出せましたが取り敢えず問題ないでしょう」
ホ「そうですね! 4ラップ目に突入したチャレンジクラス
この辺りから息が上がってくる初老ライダーがふえそうですねぇ」
デ「正念場ですよ! おっと!本日 話題を独占する
アキ・クラッチローが 最高齢のおよよにチャージを開始ですよ!」
7コーナーをレコードラインで立ち上がるアキ・クラッチロー!
最高齢のライダーに対しても容赦は無い!
初老 VS 超初老
言わずとも超初老は誰だかは分かるであろう
ホ「ストレートでスリップに着く!」
デ「行きますよ!スピードが乗ってます!」
ホ「1コーナー!アキ・クラッチローがインを差して
またまたポジションを上げた!!」
盛り上がる観客!
盛り上がる実況!
苦しくなったおよよ!
脈拍も落ち始めたおよよは、ポジションも落とす
しかし!諦め無い!
団塊の世代を生き抜く およよ!
50年の歴史の中に諦めの文字は無い!
50年・・・半世紀である
半世紀と書いてしまうと生きる化石の様に感じるが
化石では無い!
シッカリと心臓も動き 手足も痺れも無く動く
思う様にならないのは下半身だけ・・・
頻尿も気になるが残尿は更に気になる大問題
諦め無い!
いつかまた元気になってくれるはずだと信じて・・・
ポジションを上げたアキ・クラッチロー!
チャレンジクラス主役は、間違い無くアキ・クラッチロー!
命を掛ける2コーナーへ進入!
正に神風特攻隊!
このスピードは間違いなくエキスパートクラスのそれと遜色はない!
2コーナーを立ち上がり3コーナーへ・・・・
行かない!
マシンはアウトへ!!!!
デ・ホ 「アキ・クラッチローぉぉぉぉ!!」
バンザイアタック!
前転1回転半捻り!
ホ「得点は?」
デ「いやいや!体操じゃありませんから!」
ホ「およよは、上手く抜けて行く!だが少し漏らしたか?」
デ「その後ろ!ドラゴン・エドワーズが何故か釣られているぞ!」
ホ「アキ・クラッチローの二の舞かぁぁ?」
デ「堪えた!何とか堪えた!しかしポジションは大きくダウン!」
ホ「アキ・クラッチロー 怪我は大丈夫か?」
デ「起き上がりました!怪我は無い様です!」
ホ「映像が入ってきましたよ!見てみましょう」
デ「立ち上がって・・・・ダートに出て・・・」
デ・ホ「ばんざ~~~~い!」
ホ「いやぁ非常に残念!観客からも落胆の声が聞こえてきます」
デ「そうですねぇ、非常に残念です」
再スタートを切ったアキ・クラッチローは、マシンダメージを確認すると
そのままピットへと向かった・・・
主役 アキ・クラッチロー 無念のリタイヤ。
さぁ 次の主役は誰だ?
ホ「デブストさん?」
デ「はいはい?」
ホ「忘れていた男がジワジワと頭角を現してきましたよ!」
デ「出て来なくていいんですけどねぇ」
ホ「非常に面倒な初老 ヤ・スーシ!」
デ「アキ・クラッチローの代わりにリタイアしてくれればいいのですが」
ホ「良く言いますよね?憎まれっ子世にはばかると」
デ「これは、孫に嫌われますよ!」
レースは変化の無いまま7ラップに突入
サードグループでは、矢野を先頭に
およよ → おっちゃん和也 → ヤ・スーシというオーダー
一方 トップ3では
草刈 正雄が少しづつ離され始め
苦しい展開となる
YAMAHA陣営もペースアップのサインを出すも
思う様にペースが上がらない
そこを狙いに掛かりたいヒロ・アンドレッティー!
だが コチラもペースが上がらずポディウムを射程距離圏内に
置けずに地団太を踏む。
見る者にとって面白い展開は、やはりサードグループであろう
コントをやっても上手く行きそうなグループ!
およよとヤ・スーシのダブルボケでいけそうだ!
そのヤ・スーシ!
差が詰まった事により
何故かヤル気を魅せる
8ラップ目のストレートでおっちゃん和也をパス!
更におよよに対してチャージを開始!
それより心配なのがおっちゃん和也
スタート前の神妙な顔が・・・
今ヘルメットの中では悲壮感タップリの顔であろう
横に大きくなった嫁は来年に向け更に大きくなる事は間違いない。
その大きくなった体から発せられる「土下座しろ!」の一言
恐怖の旋律だ・・・。
(画像はイメージです)
そんな事は知らずに呑気に・・・いや!
KYな雰囲気で9ラップ目 1コーナーで およよをパスし
更に調子に乗るヤ・スーシ!
出来ればコケて欲しい
一方 後が無くなったおよよ
「イジって下さい」
「とにかくイジって下さい!」とドMなコメントだったが
もうイジる所も余裕も無くなった状況!
ホ「後半になってヤ・スーシが息を吹き返し始めましたよ!
デ「非常に迷惑な話です!」
ホ「そのヤ・スーシ!矢野を狙ってますよ!」
デ「狙うのはボケだけでいいんですけどねぇ」
実況とはウラハラにヤル気を魅せる初老KYなヤ・スーシ!
10ラップ目 1コーナー立ち上がりで矢野に並ぶ!
2コーナー進入 踏ん張れ矢野!
デ・ホ「踏ん張れ矢野!飛べヤ・スーシ」
実況の2人がハモる!
だが思いは届かず・・・ヤ・スーシがポジションアップ!
これは面白くない!
全く面白くない!
ヤ・スーシが頑張った為 無駄に文字数が増えてしまう
番記者もグッタリである
これが最後のバトルであろう そう思った矢先
7コーナーへ勢い良く進入するヤ・スーシ!
きたぁ~~~~~テールを大きくスライド!
デ・ホ「コケろ!」
再びハモる2人
その瞬間 矢野がインから抜き返す
無駄に踏ん張るヤ・スーシ!
なんとかリカバリーして立ち上がる・・・が!
ペース良く来ていたおよよとおっちゃん和也は大迷惑!
ライン上に表れたヤ・スーシが邪魔をする
そのまま轢いてしまえ!
だが 初老は轢かれなかった・・・悪運強し
これが本当に最後の見せ場となり・・・
ホ「トップチェッカーは・・・
淀川!淀川 将が優勝!
2番手に140Jr
3番手 YAMAHAワークス 草刈 正雄
4番手 踏ん張ったヒロ・アンドレッティー
5番手 矢野 雅章
6番手 はぁぁぁ・・・ヤ・スーシ
7番手 最高齢 ドMの およよ
8番手 恐怖の夜はこれから おっちゃん和也
9番手 無念だが次に繋がる戦いドラゴン・エドワーズ
10番手 まだまだ修行!569
DNF 主役 アキ・クラッチローとなった
最高のウィニングランを満喫する淀川!
初老による初老の為のレースは 淀川が制した!
おめでとう!淀川 将!
それでは、また2.3日後に お逢いしましょう!
Next 74Daijiro レーシングキッズ決勝
記事 : mini-motoGP.com番記者
写真 : フォトグラファーSunagawa
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