HSR8時間耐久レポート 予選

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2010年12月18日 予選日

天候:日頃の行いの良さで晴れ

気温:ウソの様に温かい

観客:17247人

 

年に1度ナインエリアいや西日本地区最大といっても過言ではない

        熊本HSR8時間耐久レース。

 

IMG_0533.JPGこの日の為にmini-motoGPの2チームは万全の準備と共に

ナインエリアに殴り込みをかけた。

目標は、1・2フィニッシュ!

そして最大にして最強チームの3連覇阻止!

チーム一丸となり有言実行を目指す!

朝7時 ピットに1番乗りしたのは気合十分のア・セリーノ

この男が明日 旋風を巻き起こすのは リアルレポートにより

皆様もご存知の所である。

次にリムジンで到着したのは我らがデブデブ・ストーナー!

彼もまた気合十分!

しかし空回りする事もご存知の所だ。。。

 

7時20分にはブラック・エイジを除く全員が集まり

フリー走行の準備に取り掛かる。

 

IMG_0544.JPGMini-motoGPチームのピット前ブースにはサインや写真を求める大勢の

ファンが押し寄せたのだが 監督であるニシム・カトリーヌが一蹴!

ライダーへの配慮を忘れなかった。

一方 サテライトチームの監督は・・・Zzzzz

 

IMG_0530.JPG疲れているのだろう・・・

 

気温も上がり 午前9時 2時間半のフリー走行のスタート

注目を集めるmini-motoGPチームの出走を待ちわびるファンと取材陣は

今か今かとカメラを構える

ピットから出てきたワークスマシンにはニシム・ラッケンジが

デブデブ・ストーナー車には

1年振りにHSRの走行となるタケ・ウッチーニが

サテライトチーム ア・セリーノ車には

ア・セリーノが乗り込みコースイン!

その間デブデブ・ストーナーのコメントが取れた

 

     デブデブ・ストーナー

「今日はファンやマスコミの注目度が高いね!正直 緊張してるよ。

いい意味の緊張ではなくアップ アップの緊張だ。」

目が虚ろになり焦点が合わないデブデブ・ストーナー

大丈夫か?

不調の予兆は既に表れていた。。。

知らない人に普通に話しかけ 

話しかけた本人がビックリするデブデブ・ストーナー。。。

不安だ。

コース上では各チームが

最終セットアップを探る為ピットインを繰り返す中

ニシム・ラッケンジは好調をアピールし

1分30秒台へ好タイムをマーク!

 

しかし お約束の転倒・・・

幸いマシンにダメージは無く 監督、スタッフも一安心である。

各部をチェックし再びコースイン!

しか~し!

またもや転倒!!!!!

他車に巻き込まれての転倒の為 ダメージが心配されたが

三井学級製のスペシャル保護パーツを破損!スクリーン破損と比較的

軽いダメージで一同 安堵の表情をみせる。

 

IMG_0535.JPGタケ・ウッチーニは1年のブランクがありながらも1分33秒台をマーク

ア・セリーノは慎重にラップを重ね1分35秒台

ここでタケ・ウッチーニからデブデブ・ストーナーへチェンジし

ヒーローがコースイン!

タイムは?

1分40秒台でコースを探る・・・

 

探る・・・

 

更に探る・・・

 

探り過ぎの中1分36秒台と何ともお粗末なタイム・・・

夏のBESTタイムを大きく下回る。

ピットからもため息が漏れる。

 

一方 ワークスマシンにチェンジしたタケ・ウッチーニは順調そのもの

刺激を受けたデブデブ・ストーナーは何とか1分35秒台をマーク!

フリー走行終了30分前 

ワークスマシンへチェンジしたデブデブ・ストーナー

エンジンが仕上がってるだけに好タイムが期待されるが・・・

1分35秒台と横ばいのタイム

理解が出来ない。

 

見守る目の肥えたニシム・ラッケンジ夫妻の父母からも

「デブ・ストはなんだかギクシャクしとる!」

と鋭い指摘!

 

IMG_0557.JPGタイムは改善されぬままセッション終了となった。

     ニシム・ラッケンジ

「マシンはOKだ!これなら いいポジションを獲得できるはずだ!

期待してて欲しい!予選では必ずスーパーラップを魅せるよ!」

心強い言葉がエースである所以である。

 

     タケ・ウッチーニ

「1年振りなのに今日は路面がよく見えるんだ!好調と言っていいね!

気になるのはデブデブ・ストーナーのアップ アップさだね

先ほども声を掛けたんだが・・・目がヤバかったね。」

 

※ ア・セリーノ

「少し緊張はしてるけど順調だYO!監督も目覚めてくれたから 

好調をアピールしていくYO!シロ・マンシェルも好調だYO

本当に いいチームだYO!予選も全力で行くYO!」

 

慣れないア・セリーノ車でコースインしたシロ・マンシェルも

1分35~36秒台で

確実にラップをこなし好調をアピール!順応性の高さをみせた。

     シロ・マンシェル

「ア・セリーノ号のカラーは気持ち悪いけど

マシン自体は、よく走ってるね!

この状況が続けば予選、決勝共 いい位置にいけるんじゃないかな?」

 

気になるデブデブ・ストーナーだが

「・・・・。」

言葉もなくオロオロしていた。

現実を受け入れたくないのか?自身の旗を眺めニヤニヤする姿は

不気味の一言に尽きる。

 

IMG_0536.JPG 

午後1時

最後になる30分間のフリー走行が開始!

ワークスチームは最終チェックの為コースイン!

ライダーチェンジを行いながらインラップ アウトラップを繰り返す。

サテライトチームも同様 転倒に気をつけながらの走行。

 

午後2時

予選スタート!

ニュータイヤを装着したワークスチームは

ニシム・ラッケンジにマシンを託す。

 

IMG_0534.JPGサテライトチームはマシンに慣れているア・セリーノへ託された。

 

ニシム・ラッケンジ・・・早々に1分30秒前半を叩き出しピットイン!

トラフィック(渋滞)が多い為これ以上のアタックは危険と判断!

強豪チームの出方を見る。

サテライトチームはトラフィックを物ともせず

果敢にタイムアタックを続ける

 

それが功を奏したか1分34秒台と好タイムを連発!

ワークスチームはタイミングモニターを睨み続け

ライバルチームが1分30秒前半を出したのを確認すると

監督からGO!のサイン!

応えるニシム・ラッケンジはトラフィックを上手く交わし

強弱をつけながらクリアラップを探す。

 

3ラップ目上手くクリアラップを見つけたニシム・ラッケンジは

最終コーナーを全開で立ち上がりスタッフの期待が掛かる!

 

タケ・ウッチーニは何故か笑顔で 呟いた・・・

「スーパーラップなう!」・・・

長くに渡り築きあげた信頼関係なのだろう

全てが分かる様だ。

 

問題のデブデブ・ストーナーは?

コースを見るでもなく 整備をするでもなく・・・

この場面でピット内の掃除を開始!

本当に大丈夫か?

 

果敢に攻めるエースいや絶対王者ニシム・ラッケンジ!

前走者のスリップストリーム

(前を走るマシンの直後を走る事で空気抵抗を少なくし

                  更なるスピードを得る走法)

を使いバックストレートを駆け抜ける!

最終コーナーに現れた紫色のマシン!

ストップウォッチを握るニシム・カトリーヌの手が震える!

コントロールラインを通過!

 

 

 

IMG_0556.JPGタイムは??????

このクラスでは脅威の1分29秒9!!!!!

スタンドから大きな歓声が上がる!

監督のニシム・カトリーヌも初の29秒台にメロメロの様子だ!

タケ・ウッチーニは笑顔で呟いた!

「スペシャルステージ進出なう。」

デブデブ・ストーナーは歓声の意味が分からないながらも喜ぶ。。。

ピットに戻ったニシム・ラッケンジは

「29秒台に入ったのか!全てが上手くいったね!」

満面の笑みでスタッフの喜びに答える!

デブデブ・ストーナーは訳が分からずニコニコする・・・。

一方 サテライトチームのア・セリーノは・・・

スペシャルステージ進出はならずも

総合41番手 クラス14番手(だったと思う)でセッションを終え

まずまずのポジションを獲得!

IMG_0555.JPGコチラも笑顔でセッション終了!

明日の決勝へと準備に取り掛かる。

 

その頃ワークスチームでは事件が発生!

 

ニシム・ラッケンジ・タケ・ウッチーニが何を血迷ったか

「デブデブ・ストーナー!スペシャルステージは君が走るんだ!」

それを聞いたデブデブ・ストーナーは失神寸前・・・

トイレに走り出した。。。

 

スペシャルステージとは・・・

予選の上位20台が1台で1周だけのタイムアタックをして

                    最終順位を決めるのだ。

1台で走るという事は・・観客の視線は当然その1台に集中される。

ただでさえプレッシャーに弱いデブデブ・ストーナー・・・

何故 彼に任せるのか2人に聞いてみた

 

※ ニシム・ラッケンジ タケ・ウッチーニ

「朝から思ってたんだが今日の彼は少し いや

 かなりオカシイ状態なのは誰の目にも明らかだろ?

荒療治かもしれないけど走らせる事で

気持ちを切り替えられればと考えたんが・・・

更に追い込んでしまった様だね。」

 

その渦中の人は?

レストハウス付近で発見!

虚ろな目でウロウロしていた。

それを見つけた サーキットの王子Ryousukeパパが声を掛ける・・・

正確には虚ろなデブデブ・ストーナーを見て面白かったのか

追い討ちの言葉を掛ける・・・

(どんな言葉かは伏せておこう・・・)

その言葉を聞いたデブデブ・ストーナーは顔面蒼白!

それを見てRyousukeファミリーは大爆笑!

鬼である・・・

Ryousukeファミリーにとってデブデブ・ストーナーは

格好のオモチャの様だ。

完全に壊れたデブデブ・ストーナーを見て

ニシム・ラッケンジとタケ・ウッチーニは

スペシャルステージは断念し

マシンの整備を済ませ早めに切り上げる事を選択。

それをデブデブ・ストーナーに伝えると安堵の表情を見せ

ぎこちない笑顔となった。

 

ピットに戻り

ワークスマシンはニューシリンダーとニューピストンへ交換!

更なる戦闘力アップを狙う!

 

IMG_0540.JPGサテライトチームは何かゴチャゴチャと整備・・・。

 

IMG_0541.JPGデブデブ・ストーナーは また掃除・・・。

明日の決勝 期待の掛かるmini-motoGPチーム!

唯一の心配はデブデブ・ストーナーの状態だろう。。。

 

IMG_0543.JPG 

     決勝レポートへと続く・・・。

 

                  記事 Mini-motoGP 番記者

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