2012年6月3日
※ 場所 : ナチュラ インターナショナルサーキット
※ 天気 : 朝 雨・・・その後 すげぇ~晴れ
※ 気温 : 背油全開レベル
※ 観客 : 325463人+スペシャルゲスト
※ デブスト指数 : 89%
開幕戦から約1カ月 Rd2の為にテストを繰り返した猛者共が
ナチュラ・インターナショナルサーキットへ集まった。
路面は完全なウェット!
これを待ち望んだライダー
落胆するライダーと様々である。
今回は、事前情報でもお伝えした通り
世界選手権シリーズのST125が満を持しての開催!
その世界選手権を視察するワークスチームのスカウト陣もチラホラ
ここで良い成績を残すライダー、印象に残ったライダーは
次なるステップへの階段になるかもしれない・・・。
午前8時
ピットではメカニック達がコンディションの対応に追われていた。
その中 #16デブデブ・ストーナーのピットでは
レインを好む彼らしくマシンには既にレインタイヤがセットされ
その横でコースを眺めるデブデブ・ストーナーからコメントが取れた
「午前中からのレインは予想外なんだ・・・。
実は、ここ一週間の間 午前中は晴れて午後2時ぐらいから
必ず雨が降っていたんだ。
僕はレインへの対応が早い分 それを期待していたんだけど
午前中に雨が降った時は、決まって午後は晴れてくるんだ
僕の期待は裏切られたけどBESTを尽くすよ!
先ずはタイムシートを見てから作戦を考えるよ。」
ホームコースの天候を誰よりも知り尽くす彼の予想は
大きく裏切られる結果となった。
時間の経過と共にマシンへの車検が始まった。
KIDSライダー達も第2戦となり慣れてきたのか
スムーズに車検ラインへと流れて行く。
そこへスペシャルゲストのG新之介選手が登場!
彼が向かった先は・・・
ナチュラKING ニシム・ラッケンジとタケ・ウッチーニの元だった
盟友2人は、ピットから少し離れブースを設置し
一向に調子の上がらないデブデブ・ストーナーとの決別とも取れた。
ライダーブリーフィングが始まり
「Let the best fun day at all!」 (全員で最高の1日にしましょう!)
と流暢な英語でライダーへ問いかけた。
すると 流石!インターナショナルライダーが集まっているだけに
「Oh! YES!」と答えていたかの様に見えた・・・。
更にサプライズとして 今回も新之介賞が1人に贈られる事となり
G新之介から「オモロイ人に上げます!」とザックリ・・・。
スグに思いを馳せるデブデブ・ストーナーは・・・
上位よりオモロイが確実かも・・・と思った。
午前10時 いよいよセッションが開始される。
ほぼ乾き始めた路面だが構わず飛び出して行くのは
スキルアップクラスのライダー達!
ウェットパッチ(所々濡れてる箇所)を気にする事無く
果敢に攻める!攻める!攻める!コケル・・・。
でもスグ起き上がり攻める!攻める!またコケル!
大人顔負けのガッツは、見習うべきである。
NEWカラーで走るスキルアップライダー達だが
マシンはアッと言う間に傷だらけ・・・
気にするのは・・・パパとママだけであった・・・。
大きく濡れている5コーナーのイン側(内側)
そこでの転倒率が明らかに高く
アウト(外)側で立て直しコースに戻してしまい
非常に危険な状態。
見兼ねたニシム・ラッケンジがコースへ入り
「内側で再度コースインしろ!」と激を飛ばす!
スキルアップクラス
ライダーもパパも まだまだ駆け出し!
こういう所をシッカリとベテランライダー達が
指導していかなければいけない。
危険が伴うスポーツだけに新たな課題をmini-motoGP.comに
投げかけられた瞬間であった。
74Daijiro、エンジョイクラスと順調にフリー走行は進む中
ピットから腹の底に響き渡る排気音が炸裂!
ST125のマシンが 遂にコースイン!
初めて見るマシンに歴戦ライダー KIDSライダーもクギ付け!
車体も大きい分 圧倒的な存在感を示した。
AM 11:00
運命のタイムアタックが開始
路面状況は完全なDRY!
フリーセッションのタイムは全く当てにならない。
どこまでタイムを短縮させてくるのか?
5分間の短いセッション
制するのは?
先陣を切るのは74Daijiroクラス!
1周、2周とタイヤを温め・・・
一気に爆発させる!
Rd2では、一番と言って良いほどの
最高の仕上がりでセッションに望むのは
ホノカ・マーガレット!
開幕戦ではマシントラブルにより
涙を流す結果となったが
その後のレースでは、常にポディウムを獲得し
前戦のKKWでは優勝を勝ち取った!
そのホノカ・マーガレットが今 一番手に入れたい物
それは、ホームでの勝利
完璧な勝利!
その思いはハンパではない。
3ラップ目に45秒476をマーク!
ターゲットタイムを確認して燃え上がるのは
ここ数戦のレースへの取り組みは真剣そのもの!
ハヤ・ブーが4ラップ目に47秒326をマーク
届かないものの男の意地か?更にプッシュ!
一方 直近のライバルとなるユメカ・スカーレットは
タイムアップ終了間際に46秒147をマークするも
ホノカ・マーガレットに一歩届かなかった。
タイムアタックは次の通り
P1 ホノカ・マーガレット
P2 ユメカ・スカーレット
P3 ハヤ・ブーとなった。
74Daijiroエキスパートライダーに刺激を受け
テンションを上げるのは
スキルアップクラスのライダー達
こちらは、タイヤを温める間もなく
一気にトップスピードへ!
ターゲットタイムをマークしたのは?
やはり・・・女王メイカ・ジュリエット!
観客の度肝を抜いた
NEWカラーとなったマシン
気分も最高潮の様だ!
パパのサインボードもタイムアップの要因か?
ここ数戦でメキメキと頭角を現す彼女!
今回もポディウムを獲得するべくハードプッシュ
そのタイムは51秒255!
余談ではあるが ヨシコ・スペンサーパパ
一見フザけた印象が先行されるが・・・
番記者はシッカリと見ていた。
タイムアタックに向かうヨシコ・スペンサーへ
パパ 「ヨシコ!出来る!」
ヨシコ「ハイッ!」
パパ 「絶対に速い!」
ヨシコ 「ハイッ!」
パパ 「頑張れるか!」
ヨシコ 「ハイッ!」
このパパ 子供のテンションを上げるのが上手い!
サインボードも納得!心強いサポートである!
テンションの上がったヨシコ・スペンサーは
僅かに及ばないものの2番手に付ける
そのタイムを確認しハードプッシュを始めたのは
イッキ・ドゥ~ハン&ランディー・ユーマ!
4ラップ目にイッキ・ドゥ~ハンが51秒261と
3番手を確保か?
いや!いかせない!
ワークスエンジンを駆るランディー・ユーマが
僅かに上回り51秒258を叩き出し3番手を奪還!
同5ラップ目にハヤト・ロレンソが54秒196
唯一無二のライフで懸命にプッシュするコーシ・ロッシは
59秒556でタイムアタック終えた。
タイムアタックは以下の通り
P1 メイカ・ジュリエット
P2 ヨシコ・スペンサー
P3 ランディー・ユーマ
P4 イッキ・ドゥ~ハン
P5 ハヤト・ロレンソ
P6 コーシ・ロッシとなった。
予選ヒートでは、女王メイカ・ジュリエットに
一矢報いる事は出来るのか?
いや?まてまて!
74Daijiroエキスパート
スキルアップクラス共に女性が上位を占めてるぞ!?
どうした?男の子達!
ココで踏ん張らなきゃ!
大きくなっても尻に引かれるぞ!
パパ達を見てごらん・・・
結構ツライんだから・・・。
と、悲しい大人の事情はさて置き・・・
続いてのアタックは、アダルト達の競演!
嫁に怒られ・・・
呆れられ・・・
小使いを減らされても・・・
それでも負けずに働くパパさんライダー達!
唯一の楽しみを奪われるものか!?
家庭の辛さ・・・
職場での辛さを解放する瞬間だ!
このクラス ナインエリア(九州)VSマウンテンマウス(山口)
更にその戦いは5対1。
ナインエリアの猛者共にタイマンバトルを挑むのは
若干メタボが目立つヒロ・アンドレッティー!
仕事の疲れも何のその!
KSB(家族サービス)も入念に!
万全の態勢で挑むRd2!
本日も更に綺麗になった奥様が同伴!
ウットリさせる事は出来るのか?
そのヒロ・アンドレッティーは2ラップ目に
49秒910と先制攻撃!
ターゲットタイムを確認したナインエリアのライダーは
一気にペースアップ!
毎ラップ、毎ラップ タイムを更新させ
5ラップ目に コチラもチーム名から察する所
世間の荒波に揉まれてる最中であろう
チーム名 「ニート」・・・
それはチーム名ではなく現状だろ!とツッコミたくなるが
ソッとしておこう・・・。
そのニートの大田選手が42秒010を叩き出す!
社会への反発心か?就職が決まらない事への苛立ちか?
何でも構わない!
1番時計を叩き出す!
それに続くは、同5ラップ目に・・・
こちらもチーム名から若干の景気を感じ取れてしまう
「中村建設 なんでもやります!」
このクラス チーム名というより
現状報告と願望になってしまっている・・・・。
これが大人の事情だ。
その「中村建設なんでもやります」の淀川選手は
42秒839をマーク!
ここでセッション終了か?
いやいや!
開幕戦の覇者 覇者と書くも若干 覇気が感じられない
イマドキ少年 140Jrが42秒757を叩き出し
2番手を確保か?
いやぁ!させない!させない!
大人の意地だ!
強行スケジュールも気にしない!
だって男は40歳から!
疲れ知らずの本厄40歳!(満年齢)
唯一YMAHA YZR・・・いやTZMワークスマシンを駆り
全身全霊を掛けて戦うその姿は漢!
そのマシンには、往年のYMAHAワークスのストロボカラー!
年代的・・・名前的に彼だけはスグにネーミングが浮かんだ
#77 草刈 正雄 選手!
あの名作 「汚れた英雄」で主役を務めた往年の名俳優!
因みにこの映画のオープニングシーンを真似た
パパさん達も多いと思う。。。
その草刈正雄選手 42秒042をマークするも
僅かに届かなかった。
タイムシートは?
P1 大田選手
P2 草刈正雄
P3 140Jr
P4 淀川選手
P5 ヒロ・アンドレッティーとなった。
5台全てが42秒台
予選ヒートでの激闘は安易に想像できる
マウンテンマウス代表ヒロ・アンドレッティーに期待しよう。
続いては!
良くも悪くもキャリアを重ね
行きつく所まで行きついたエキスパートライダー達のタイムアタック!
平均年齢は上がるばかり・・・。
脳みそはバイクの振動で流れ出し
物忘れも激しくなり始めた今日この頃
「今日 何曜日?」
「昨日 何食べたっけ?」は当たり前!
しかし!
絶対に忘れられない事も存在する。
それは・・・
「俺が最速!」
ただ これだけの為にマシンを走らせる・・・。
コースコンディションも整った中
9人のエキスパートライダー達が加齢臭と共にコースイン!
残り2人は・・・
我らがアイドル チサト・パトリシア!
三井学級停学中のハ・ルート!
11人のライダー達が5分間に全てをぶつける。
開始早々に好タイムをマークしたのは140父ちゃん!
タイムは・・・38秒661!と驚愕のタイムをマーク!
シマ・ダーニに続きボアアップ確定!
更に!同2ラップ目にケロケロ・フクダが39秒108をマーク!
コチラもボアアップ決定!
もう・・・どうなってんすかぁ!?
みんなボアアップなんですかぁ?
あぁ・・・書く側の番記者もイヤになってきたなぁ・・・
人の事ばっか書いてさぁ・・・
肝心のデブスト出て来ないし
記事は消えるしさぁ!
因みに 消えた記事って この辺りなんよねぇ・・・。
って事で「保存」押しておきました(^^)
さぁさぁ・・・サクッと行っちゃいますか!
3ラップ目に入るとコース上のマシンは一気にペースアップ!
我らがアイドル チサト・パトリシアが39秒972を叩き出せば
彼女が出来て幸せ満タンのシオ・2:50が39秒750をマーク
更に更に!
遂にキタぁ======この男!
長年の壁を乗り越えた瞬間!
実直な男!酒に呑まれる男!呑むと少しクドイ男!
その男 シロ・マンシェル!
これにはmini-motoGP.comスタッフ一同 大喜び!
やったぞ!シロ・マンシェル!
浮かれてばかりはいられない
タイムアタックは更に激化!
不調、不調と言われ続けたmini-motoGP.com代表
ここで火が付いたかナチュラキング ニシム・ラッケンジが
※ G新之介
「おいおい!盛り上がってる所 悪いんですが・・・
デブストさんどうなってんの?」
さぁ!タイムアタックも残り2分!
どうなる?エキスパートクラス!
※ G新之介
「いや・・・だからデブストはどうなってんの?」
ここで久々の好タイムを出してきたのが
三井学級停学中のハルート!
これで 一通りの紹介が終わったね・・・。
取り敢えず みんなボアアップって事で・・・。
※ G新之介
「ゴラァ!恥晒さんかいっ!」
(::)では・・・
タイムシート後半の悲しいライダー達をご紹介。
テストにテストを重ねてきた
カルロス・サカ・イーラは、好機が見出せず
さらに僚友ワキバ・オーが不在の為
本来の力が発揮出来ず40秒513と不安な滑り出し
コチラもテスト量には自信ありのフク・ナンチェは
41秒026とスランプとも思えるタイム。
そして・・・ゴリラが怒るからさぁ。
世界のデブストのタイムは・・・
不調ながらも40秒174と今シーズンBESTとなるタイムを出し
スランプ脱出の兆しはある様だ。
タイムシートは以下の通り
P1 140父ちゃん
P2 ケロケロ・フクダ
P3 ニシム・ラッケンジ
P4 シオ・2:50
P5 タケ・ウッチーニ
P6 チサト・パトリシア
P7 シロ・マンシェル 大金星!
P8 ハ・ルート
P9 デブデブ・ストーナー
P10 カルロス・サカ・イーラ
P11 フク・ナンチェとなった
開幕戦を超えるハードセッション!
疑惑なライダーばっかりだ!
ここにシマ・ダーニが居れば完璧なんですけどね!
ともあれ!
予選ヒートは激戦・・・いや大戦争 必至!
PP(ポールポジション=1番前)を獲得するのは
どのライダーだ!?
雨降ればいいのになぁ・・・
レッツゴー!JUNとア・セリーノが来ないかなぁ・・・。
そして いよいよ世界選手権ST125のバトルが開始!
世界基準で進行する為 予選ヒートの時点で
タイムアタックが開始される。
時間は前後するが レポートしよう!
尚 本家レポートは、コチラからST125オフィシャルHP
路面温度もガンガンと上がりマシンにもタイヤにも非常に
ハードな状況の中 BIGマシンを手足の様に操る
歴戦のST125ライダー達
セットアップ(調整)が難しいと言われるカートコースを
最初に攻略するのは、ランキング1位の坂田選手か?
澤本選手!
41秒256を叩き出し適応能力の高さを魅せる
このまま引き下がれないランキング1位の坂田選手は
42秒019まで詰めるも その差は0.763秒
池田選手も初コースをハードに攻め立て
42秒353!
前日練習は雨で中断された石丸選手も
このクラス唯一のYMAHAマシンで戦う
マウンテンマウスのレジェンドライダー坂井選手は
1番時計を叩き出した澤本選手が抜き出た最初のバトル!
2番手以降は横一線!
極上のハードバトルを制するのは?
毎戦 混戦のST125世界選手権
タイムシートは、ブラフと言っても過言ではない
頂点は誰だ!?
Next 予選ヒート開始!
記事 : mini-motoGP.com番記者
写真 : アッチコッチから借りパク
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